季節を問わず、現代女性を悩ます「乾燥肌」。毎日一所懸命、化粧水、乳液をつけているのに、いっこうに改善されないという人いませんか? もしかしたらその原因は"食事"にあるかもしれません。
ミルクセラミドやコラーゲンペプチドでバリア機能UP
そもそも乾燥肌とは、充分な水分を保持できていない肌のこと。
本来、人間の肌には、紫外線やアレルゲンから肌を守るバリア機能がそなわっていますが、エアコンやストレス、生活習慣の乱れなどによりバリア機能が低下。これにより水分が保持できなくなることや、角層の隙間から、ほこり、ウイルスやアレルゲンなどの刺激が内部まで侵入しやすくなることで、シミ、くすみ、たるみ、にきび、アトピー性皮膚炎など、肌トラブルを引き起こしてしまいます。
つまり肌のバリア機能を正常に戻せば、乾燥肌から脱却できるということ。では、バリア機能はどうすれば高まるのでしょうか。
医学博士の平田雅子先生は、「スキンケアでは、腸内環境を整えながら、お肌に良いものを食事で積極的にとることが重要」といいます。
というのも、腸内環境が乱れて善玉菌が減り悪玉菌が優位になると、消化・吸収がうまくいかず肌まで栄養が行き渡らなかったり、悪玉菌によって生じた有害物質が血液によって肌まで運ばれたりして、肌荒れや乾燥を引き起してしまいます。
また、肌の外界と接する表皮ではセラミドが、また、その下の真皮ではコラーゲンがバリア機能に影響していますが、これらも食事から摂って腸で吸収されなくてはなりません。
まとめると、肌のバリア機能が低下(もしくは陥らないようにするため)には、
1 ヨーグルトなどで腸内環境を整え
2 ビタミンC、B、Eなどの栄養素とともに
3 表皮と真皮の成分となるミルクセラミドやコラーゲンペプチドを摂取し、
荒れた表皮と真皮をすみやかに修復することが大切なのです。
これからの季節、バリア機能が弱った肌に強い紫外線を浴びたら、ダメージは深刻。今のうちから、乳酸菌やオリゴ糖、ビタミンC、そしてコラーゲンペプチドやミルクセラミドなどを食事で摂って、"美腸"になりつつ、たっぷり水分を保持したうるうる肌を目指しましょう。
もちろん、十分な保湿やスキンケア、紫外線対策も忘れずに!
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。