改めまして、あけましておめでとうございます。2014年は北欧発の「プチプラ雑貨」が盛り上がった原宿エリアの雑貨事情(関連記事:原宿・表参道が「プチプラ雑貨」激戦区へ アソコ、タイガーに続き、オーサムが登場 後発の勝算は?)ですが、さっそく15年に注目を集めそうなブームが押し寄せてきました。
今度は「スペイン雑貨」。新店が相次いでオープンするほか、15年1月13日放送「スッキリ!!」(日本テレビ系)など、テレビメディアでの露出も増えてきました。そこで今回は、じわりとブームになっている「スペイン雑貨」の新店を振り返ってみましょう。
●muy mucho原宿店(2014年11月オープン)
まずは11月に日本初上陸した「muy mucho(ムイ ムーチョ)」。店名にはスペイン語で「最上級のものを少しの価格で提供します」という意味があります。ヨーロッパ各地に約30店舗を展開し、ワンランク上のライフスタイルを求める女性に人気の雑貨チェーンです。
原宿店が出来たばかりですが、15年2月下旬にはイクスピアリ(千葉県浦安市)への出店も決定。原宿店の1.5倍(約100坪=約330平方メートル)の広さで、ハイセンスな商品を低価格(食器類:税抜300円~など)で提供していくそうです。
●UNO de 50表参道ヒルズ店(2014年12月オープン)
雑貨だけではありません。スペインジュエリーのお店「UNO de 50(ウノ・デ・シンクエンタ)」も12月、表参道ヒルズ西館にオープンしました。日本初上陸となる旗艦店で、世界13か国(約100店舗)に展開するいまなお、マドリード本社での全工程ハンドメイドです。
店名はスペイン語で「50分の1」という意味。ブランドを特別な存在にするため、制作数を50個に限定していたコンセプトが由来です。いまもブランド名に由来して、50個限定のシリアルナンバー入り限定商品を作っています。なお価格帯は2万円~15万円(税抜)です。
●ZARA Home青山店(2014年4月オープン)
最後に紹介するのは、2014年4月にオープンした「ZARA Home(ザラホーム)」青山店。表参道駅直結のビル「青山ライズスクエア」にあり、大阪や横浜よりも広い約700平方メートルの国内初旗艦店です。
ファッションブランド「ZARA」から2003年に生まれたインテリアブランドで、大阪、横浜、船橋、名古屋にもあるショップです。ZARAがスペイン発祥って、知ってました?
「スッキリ!!」では「淡い色」と「ヴィンテージ風」が、スペイン雑貨の特徴だと紹介していました。主張が強くなく優しい色あいと、年季が入っているように見える装飾が人気のポイントだそうです。
原宿に相次いで出店するスペイン雑貨ショップ。このお正月にスペインを旅した30代女性に話を聞いてみると、「バルセロナの雑貨はどれも個性的。日本にはないセンスの雑貨屋さんがたくさんあって目移りばかりしていました。オシャレなのに独創的でしかもプチプラなので地元っ子もよく通っているみたいです」と話していました。「原宿雑貨戦線」におけるニューウェーブ、スペイン雑貨から目が離せませんね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。