出雲あきらの演劇Life
トニー賞授賞式に22回出席している唯一の日本人、出雲あきら氏が今注目のお芝居を紹介。演劇評論家でありながら現役広告マンでもある出雲氏独自の視点で、ビギナーさんにもぴったりな1本を紹介します。
2015/1/14

【第21回】エキゾチックなダンスと歌が頭から離れない! インドが舞台のマサラ・ミュージカル日本初上陸

スラム街出身の映画スターを夢見る青年が目の当たりにする光と闇......

アカーシュはボリウッドの映画スターを夢見る青年。彼の住むボンベイのスラム街は、再開発で一斉撤去の危機にあります。アカーシュの幼馴染であるスウィーティは美女コンテストの会場で再開発への抗議をする計画をたてます。それを聞いたアカーシュはテレビ出演できるチャンスと、一緒に現場へ。

コンテストはスウィーティたちによって滅茶苦茶に。一方、アカーシュは、その会場で映画監督を目指すプリヤに出会い一目ぼれします。そして混乱の中、撮影に来ていたTV カメラの前で、絶好のチャンスと歌い踊りだすのでした。

その放送を見ていたプリヤの父で映画プロデューサーのマダンはアカーシュを気に入り、映画に出演をさせることを決めます。相手は大スターのラニ。チャンスを掴んだアカーシュは一躍人気者になり、スターへの道を駆け上がっていくのですが、そこには大きな代償が待っていたのでした......。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]マサラ・ミュージカルを体現する実力派キャストが集合
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