東村アキコの同名人気漫画の映画化「海月姫（くらげひめ）」がこのほど公開され、主演の能年玲奈、菅田将暉、長谷川博己らが舞台あいさつした。

男子禁制アパートに住む"クラゲオタク"の月海（能年）が、女装趣味のイケメン男子・蔵之介（菅田）と友情を育む物語。アパートに住むオタク女子役の池脇千鶴、太田莉菜、篠原ともえ、菅田の兄役で長谷川博己らの熱演も見どころだ。

長谷川博己「変態おやじにならないよう...」

公開初日のこの日、能年はクラゲをイメージした白いドレス姿で登場。大歓声に迎えられ「お祭りみたいな映画です。今日を迎えられて興奮しています」と語った。撮影中に自分で作ったというクラゲのぬいぐるみも披露。「力作です」と笑顔を見せた。

作中見事な女装を披露した菅田は「ついに公開を迎えられてうれしい」と笑顔。「この日をぼくにとっての『ブラジャー記念日』にします」と話し、会場の笑いを誘った。

月海に思いを寄せる不器用なエリート会社員を演じた長谷川は「もうすぐ38歳ですが、設定は30歳。月海につきまとう変態おやじにならないよう、できるだけ若さを出そうと。ちょっと難しかった」と苦笑いしていた。

会場には月海をまねたコスプレ姿のファンも集まり、終始なごやかな雰囲気。最後に能年が「『ロッキーホラー・ショー』みたいに月海のコスプレをして、みんなで合唱しながら楽しんでほしい」と呼びかけた。

記事提供：映画の森

＊ 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。