2014/12/11

2014年コンビニおにぎりのトレンドは「こだわりと高級化」 3社3様のオリジナル性極まる

普段何気なく買っているコンビニのおにぎりにも実は"トレンド"があります。今年も、おにぎり協会(東京都渋谷区)による「2014年おにぎり調査」の結果が2014年12月8日発表されました。

調査によると、2014年のトレンドは「こだわり」と「高級」。大手コンビニはそれぞれこの路線でヒットおにぎりを生み出しました。

おにぎりニューフェイスは「肉食系」

調査は、セブン&アイ・ホールディングス、ファミリーマート、ローソンのコンビニエンスストア3社を対象に行われました。

注目の高級おにぎりで言えば、セブン-イレブンは4月、コンビニおにぎりとしては高めとなる200円前後の「金のおむすび」を発売。10月末現在までに3500万個超を売り上げました。これに加え、エリア限定や産地の素材といった「こだわり」も目立ちます。ファミリーマートでは9月から、家庭の調理法を再現した「振り塩製法」の魚沼産コシヒカリおにぎり「ファミマプレミアムシリーズ」(170円~※塩むすび除く)の販売をスタート。ローソンでは、ブランド牛の「前沢牛」、広島の「牡蠣」などの希少な国産食材にこだわった「郷土(ふるさと)のうまい!シリーズ」、米にこだわった「新潟コシヒカリおにぎりシリーズ」(149円~)などを扱っています。

3社とも素材や製法、地域性などへのこだわり、高級路線が共通しており、2014年はおにぎり「こだわり・高級」時代に突入したといえそうです。

また、"新顔おにぎり"では、ファミリーマートの「魚沼産コシヒカリ イベリコ豚の炭火焼き」やローソンの「新潟コシヒカリおにぎり 牛ハラミ」など肉食系おにぎりが人気を集めました。

ローソンの春夏新商品では、「新潟コシヒカリおにぎり 豚トロ」「新潟コシヒカリおにぎり 鶏せせり炭火焼」が1位、2位と上位を独占しており、2014年のおにぎり「肉食系」がトレンドだったようです。

ちなみに通年人気商品ベスト3には、3社とも「シーチキンマヨネーズ」と「鮭」がランクイン。昆布も上位に食い込むなど、やはり"定番"の人気は根強いようですね。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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