日に日に寒くなり、冬の足音が近づいてきましたね。そろそろインフルエンザや風邪が流行る季節。インフルエンザにならないためには、予防接種も大切ですが、もっとも重要なのは、ウィルスに負けないよう自己免疫力を高めておくことです。今回は意外と知らないビタミンDのパワーについてご紹介します。
インフルエンザと紫外線の深~い関係
ビタミンDは、別名「太陽のビタミン(Sun Shine Vitamin)」とも呼ばれ、紫外線を浴びることで皮膚で合成され、カルシウムの吸収を助け丈夫な骨を作るのに重要な栄養素。そのほかにも、免疫力を高めるためにとても重要な役割があるのです。
インフルエンザなどのウィルスを食べて駆除するマクロファージや攻撃して破壊するナチュラルキラー細胞の活性を高めるだけでなく、細胞に入り込もうとするウィルスをブロックする抗菌タンパク(ディフェンシン)を増加させ感染症を予防する機能があります。
冬が近づくにつれて、紫外線量が減るため、ビタミンDの産生量が減少し、体内のビタミンD濃度が低下してしまいます。そのため、免疫力が低下し、インフルエンザや風邪にかかり易くなってしまうのです。
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