新米や秋野菜の産直ものを(初開催の時のマルシェ)
「実りの秋」に農業や漁業に携わる生産者の人たちに感謝を伝えようという収穫祭イベント「東京ハーヴェスト」が、2014年11月8、9日の2日間、東京都港区の六本木ヒルズで開かれる。主催するのは、有機栽培の農作物を扱う食品宅配オイシックスなどで組織する同イベントの実行委員会。昨年に続く2回目の開催で、都内数か所に同時開催会場を設けるなど規模を拡大して行われる。
東北食材の鍋レシピコンテスト グランプリを商品化
日本各地の農産物や海産物、酪農製品の大消費地である東京だからこそなくてはならぬと企画された収穫祭。初開催の昨年は約3万人が足を運びイベントを盛り上げた。
今年の「東京ハーヴェスト」産の"実り"になるとみられるのは「東北食材の鍋レシピコンテスト」。事前公募により集められた東北地方の食材を使ったオリジナルレシピ138件のうち選考を通過した最終候補3件を対象に、著名シェフらが審査員として試食のうえ優勝レシピを選ぶ。優勝レシピは商品化されインターネットなどを通じて販売される予定。
最終候補の3レシピは「来る美素(みそ)海鮮鍋」「海宝ピリ辛だれの海鮮ちゃんこ鍋」「秋刀魚みぞれ鍋」で、会場のキッチンカーで販売される。
会場にはレンコンやシイタケの収穫を体験できる農場を設営。都会では普段は見ることがない「かかし」を47体そろえるほか、「稲の守り神」とされるクモの巨大藁アートを配置する。また全国の生産者が新米や秋野菜などを販売する12店舗のマルシェも。
8日には、特別ゲストとして小泉進次郎内閣府兼復興政務官が「鍋レシピコンテスト」の際に登壇予定。また熊本県のキャラクター「くまモン」がステージに登場する。9日には「餅つき」や「田植え競争」などが行われ、両日を通じてライブコンサートが開かれる。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。