物語の舞台はアイルランドの首都ダブリン
話の筋は、切ない恋愛ストーリーです。音楽の夢と愛することを諦めたアイルランド人のストリート・ミュージシャンと、楽器店でピアノを弾くのを楽しみにしているチェコ移民の女が、偶然ダブリンの街角で出会います。恋か友情か、音楽を通して心を通わせていき、男は再び夢を抱くようになっていく――。というもの。美しい楽曲の数々が綴るラブストーリーです。
今回の劇場は、1年前に開場したEXシアター六本木。最高の音響設備を誇り、客席数900席、ブロードウェイより舞台が近い、実に贅沢な空間でのプレミアム公演となります。
本格的な冬が訪れる時期、心から温まって劇場を出ることができる、おすすめの1作です。
ミュージカル『Once ダブリンの街角で』
2014年11月27日(木)~12月14日(日) EX シアター六本木
作詞・作曲:グレン・ハンサード&マルケタ・イルグロヴァ
脚本:エンダ・ウォルシュ
演出:ジョン・ティファニー
振付:スティーヴン・ホゲット
音楽監督・編曲:マーティン・ロウ
装置・衣装デザイン:ボブ・クロウリー
照明デザイン:ナターシャ・カッツ
英語上演/日本語字幕付き
作品の詳細は公式サイトで。
出雲 あきら(いずも・あきら)
演劇評論家。ラジオや雑誌等で多くの演劇コーナーを担当。トニー賞授賞式に20年出席している唯一の日本人。広告会社電通に勤務する会社員でもある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。