秋から冬にかけては、肌荒れが目立つシーズンです。少しでも肌をいたわろうと「オーガニック」のスキンケア商品を選ぶ人が増えていますよね。そこで今回は、原宿近辺のオーガニックコスメショップを調べてみました。
そもそも「オーガニック」ってなんでしょう。手元の辞書を開くと「有機農業による生産物」とのこと。会社や店舗によって定義は変わりますが、おおよそ化学肥料や農薬を使わず、添加物を入れない農作物やその副産物を指すようです。
●エイジングケアの次元を超えた!?/NEAL'S YARD GREEN SQUARE
まず紹介するのは「NEAL'S YARD REMEDIES(ニールズヤード レメディーズ)」の表参道本店。11年前にオープンした日本旗艦店ですが、今年9月5日に「NEAL'S YARD GREEN SQUARE(グリーンスクエア)」として生まれ変わりました。
グリーンスクエアは「オーガニックライフを感じ、楽しみ、学べる」空間。スキンケアやエッセンシャルオイル、フラワーエッセンス、サプリメントの販売はもちろん、アロマセラピーなどを学べるスクールや、プロの手でニールヤードの世界観を感じられるサロン、和食やヘルシースイーツなどを楽しめる食堂が併設されています。
ニールズヤードの原点はロンドン。1981年に創業されました。原料には土壌や環境、栽培方法など英国「ソイルアソシエーション」の厳格な基準でオーガニック認定されたものを使用。その一方で、認定にコストをかけられないけれど、「質が高いオーガニック植物」を育てる農家の植物なども、積極的に使っているそうです。
新発売の「フランキンセンス インテンスクリーム」(50グラム、税抜1万2000円)は、ニールズヤードが「いままでのオーガニック、エイジングケアの次元を超えたクリーム」というほどの自信作。全国発売(9月25日)に先駆けて、表参道本店では先行販売されています。
●「フィトテラピー」で秋を乗り切る/PRIMAVERA ORGANIC LIFE TOKYO
ヨーロッパでは、植物を使った伝統的な民間療法が「フィトテラピー(植物療法)」として認められています。ドイツのブランド「プリマヴェーラ」もまた、1986年から植物のパワーを生かしたオーガニック商品を販売しています。
プリマヴェーラ直営店の「PRIMAVERA ORGANIC LIFE TOKYO(プリマヴェーラ・オーガニック・ライフ・トウキョウ)」は、そんなドイツ流のオーガニックを提案。全商品を手元で試せるほか、精油などでのアロマテラピーも体感できます。
店舗のブログによると、秋におススメなのは「フォーフィールズ ヒッポファエ&シストローズ」(50ミリリットル、4320円)と、「フォーフィールズ フランキンセンス&ロカイ」(50ミリリットル、4968円)の併用。「ヒッポファエ&シストローズ」が肌の免疫力を高め、「フランキンセンス&ロカイ」が乾燥による湿疹などをおさえるそうです。
●日本人のためのオーガニックコスメ/AMRITARA HOUSE
最後に忘れちゃいけないのが日本のコスメ。国産オーガニック化粧品「アムリターラ」の直営店「AMRITARA HOUSE(アムリターラハウス)」は、アムリターラの全コスメや食品などを販売。イベントやカウンセリングも行っています。
アムリターラは2008年創業で、「日本人のお肌」のために作られたのが特徴。厳しい「アムリターラの10の約束」にそって、オーガニックや野生の植物原料を80%以上使用しています。また植物由来でも合成界面活性剤を使わず、美容ジェルもコンニャクマンナンなどを使って作るこだわりっぷりです。
マンナンを使った「ダマスクローズモイスチャージェル」(30ミリリットル、税抜4900円)は睡眠中の肌を守る保湿ジェル。水を極力与えず栽培された沖縄のアロエベラが肌を潤し、同じく沖縄産の月桃エキスがハリを与えます。
国が変わればコスメも変わる。冬が厳しくなる前に、「オーガニック」をめぐったプチ世界旅行を楽しむのも面白そうですね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。