韓国ドラマ「太陽を抱く月」などに出演した俳優チョン・イルがこのほど、東京・新宿で来日ファンミーティングを開催した。
6年かけて大学を卒業「過ぎてしまえば素敵な思い出」
2014年7月に地上波放送が始まる「太陽を抱く月」では、女性主人公に思いを寄せる王子を好演。ドラマ「美男<イケメン>ラーメン店」、「思いっきりハイキック!」など日本でも人気の若手俳優だ。この日はあいにくの雨だったが「これまでも日本でファンミーティングをする時はいつも雨だった。前回2月に来た時は大雪。僕は雨や雪を降らせる男」と話し、会場の笑いを誘った。
イベントでは今年韓国で放送されたドラマ「黄金の虹」のメイキング映像を公開。「半年の撮影で尊敬する先輩たちと共演し、多くを学んだ。今までとは違う姿を見せているので、日本での放送を楽しみにして」と語った。次回作はドラマ「夜警日誌(原題)」。ジャンルは「複雑」だそうで「ファンタジー、ロマンス、ホラーが盛り込まれた時代劇」と説明。「今度も王子の役。明るく魅力あふれる役なので、応援して下さい」とアピールした。
忙しい俳優業の合間をぬい、今年3月に6年かけて大学を卒業。「大学は厳しくて苦労した。時間がかかってしまったが、学校から功労賞も受けた。通学が面倒になったこともあったが、過ぎてしまえば素敵な思い出。今は恋しく思うこともある」と振り返った。
さらに、卒業制作となった短編映画「MEMORY」を披露。マット・デイモン主演映画「幸せへのキセキ」のリメークといい、友人6人と話し合い、脚色して作り上げたという。「未熟でもベストを尽くした。いつもは俳優として現場にいるが、今回はスタッフの苦労を理解できた。責任も感じるようになり、俳優としての姿勢も変わったと思う」と手応えを口にした。
また、「お酒よりコーヒーが好き」と話し、観客に自らドリップコーヒーを振る舞ったり、歌を披露するなどファンサービスに努めていた。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。