お金の貯まるカード活用術
“ポイントの達人”こと株式会社ポイ探の代表取締役・菊地崇仁さんが、ポイントカードやクレジットカードの賢い使い方をわかりやすくレクチャー。読んだら必ずお金が貯まる、目からウロコのカード活用術です。
2014/6/ 2

【第8回】マイル基本のキ(1) ANA or JAL 貯めるならどっち?

あなたも光熱費、携帯代でこれだけ使ってる

マイルを真剣に貯めるのであれば、クレジットカードの「JALカード」か「ANAカード」が必要になります。日常の買い物、固定費の支払い等は全てこのカードに集約しましょう。コンビニの買い物でも、クレジットカードで支払えるものは全て支払います。もちろん提示で貯まる「Tカード」や「Pontaカード」も忘れずに。(参考:コンビニポイントカード徹底比較 ~なんとなくじゃダメ!本当に貯まるカードはこれだった~

「ANAカード」や「JALカード」での支払いが、年間50万円程度の場合、1年間で約5000マイル貯まります。3年間で1万5000マイルですので、マイルの有効期限内に特典航空券をゲットすることが可能です。

逆に年間50万円のクレジットカード払いが無い場合は、特典航空券は諦めましょう。使えないポイント(マイル)を貯めるのが一番無駄になります。年間50万円のクレジットカード利用と聞くと、「そんなに使わない」と思われる方も多いようです。しかし、生活費を洗い出すと、それほど難しい金額ではありません。

総務省が発表している「家計調査報告」という調査結果があります。2014年3月の調査結果で2人以上の世帯の光熱(電気・ガス)・水道費は1か月で平均2万9863円。3万円として計算すると、これだけでも年間36万円は利用していますね。

その他の固定費で大きいものとしては通信費でしょうか。「家計調査報告」では通信費単体の平均は出ていませんので、MM総研が2014年1月に発表した調査結果を見てみます。スマートフォンの月額利用料として1か月6826円、フィーチャーフォンは3746円が平均となります。

2人で通信費が1万円と考えると年間12万円。光熱・水道費+通信費で年間48万円もクレジットカードで支払えるのです。食費・被服等で年間2万円以上は使いますよね? 年間50万円のクレジットカード利用は、現実離れしているわけではありません。

では、今までなんとなく貯めて失効していたマイル。これから真剣に貯め始める場合はANAとJALのどちらを貯め始めるのが良いでしょうか? 会社が違うだけでマイルのサービスは同じだろう、というのは大きな間違い。選ぶ航空会社でマイルの貯まり方・使い方が大きく変わって来るのです。

次回は「貯まりやすいマイルはANA? JAL?」、次々回は「使いやすいマイルはANA? JAL?」について書きたいと思います。


菊地崇仁 菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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