30万円が分岐点
計算すると、1年間にクレジットカードを30万円利用するかしないかで変わってきます。
30万円使った時にAカードで貯まるポイントは3000ポイント(3000円分)。年会費が1500円ですから、ポイント分の3000円-年会費の1500円=1500円分おトクになったことになります。一方、Bカードで貯まるポイントは1500ポイント(1500円分)ですね。この30万円を超えた段階でAカードで貯まるポイント分が上回るため、年会費を払ってでもAカードのほうがおトクになるのです。
「年間30万円もクレジットカードを使わないからBカード」と思った方、ケータイ代・ファッション・ネイル・美容院に毎月いくら使っていますか? 1ヶ月2万5000円以上使っている場合は年間30万円をクリアできるはずです。出費を洗い出すと意外とお金を使っていることがわかります。
2014年4月からは消費税引き上げがありますね。4月になる前に、使っているクレジットカードを見直して、少しでもおトクになるようにしておきましょう。
見直しポイントは、
・何円の利用で何ポイント付くのか
・そのポイントは何に使えるのか
・年会費はいくらなのか
を考えてみてください。
目安としては、100円で1ポイント(1ポイント=1円として利用可能)、1000円で1ポイント(1ポイント=10円として利用可能)程度のカードでしたら、1500円程度の年会費を払っても○。もちろん、その条件で年会費無料のものがあればベストです。
もし、条件に当てはまらない場合は、他のカードを検討しましょう。「他のカードをどうやって見つけるの?」と思われた方。今後、このコラムでおトクなカードの見つけ方や、おトクなカードをどんどん紹介していきますのでお楽しみに!
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。