旧日本軍の隠し資産「M資金」をテーマにした映画「人類資金」(10月19日公開)の完成報告会見が8月27日、東京都内で開かれ、俳優の佐藤浩市、森山未來、仲代達矢、阪本順治監督、原作者の福井晴敏が出席した。
詐欺師、秘密組織、防衛省、金融界が陰謀に巻き込まれるエンターテインメント
旧日本軍の隠し資産と伝えられるM資金10兆円をめぐり、詐欺師、秘密組織、防衛省、金融界が陰謀に巻き込まれる社会派エンターテインメント作品。「亡国のイージス」原作者の福井、阪本監督が再びタッグを組んだ大作だ。舞台は日本、ロシア、米国へ展開。米国からビンセント・ギャロ、韓国からユ・ジテが出演するなど、国際色豊かな作品となっている。
M資金詐欺を繰り返す男・真舟を演じた佐藤は「(真偽不明な)都市伝説化しているM資金を取り上げながら、エンターテインメントにしようとしている。真舟自身が詐欺をやりながら、(資金の存在自体を)信じているかあいまいで、どんどん(事件の)歯車に巻き込まれていく。自分としてはそのボールに素直に乗ろうと思った」と語った。
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