全世界で爆発的に拡大する謎のウイルス。感染者に噛みつかれると、人間は瞬く間にゾンビに変わる。新たな標的を求め、ゾンビは血眼で街を徘徊する。逃げ惑う人間たち。世界が街ごとゾンビに飲み込まれる中、人類は生き延びられるのか──。
未知のウイルスと人類の戦いを描く「ワールド・ウォーZ」。マックス・ブルックスの世界的ベストセラー小説を、「007 慰めの報酬」(08)、「ネバーランド」(04)のマーク・フォースター監督が映画化した。
街にはゾンビが行き交い、手当たり次第に人間を襲う
元国連捜査官のジェリー(ブラッド・ピット)は妻と娘2人を車に乗せ、渋滞に巻き込まれていた。そこへトラックが猛スピードで突っ込む。4人はあわてて車外へ逃げるが、街にはゾンビが行き交い、手当たり次第に人間を襲っていた。4人はビルに逃げ込み、屋上からヘリで脱出。九死に一生を得る。
かつて国連捜査官として、伝染病調査や紛争調停に携わったジェリー。避難した艦船上で国連幹部に呼ばれ、ワクチン開発に向けた調査隊への参加を求められる。ジェリーは妻子を船に残し、後ろ髪を引かれつつ軍用機へ。機体は米国を離れ、情報収集のため世界各地へ飛ぶ。しかし空から見た地球は、すでにゾンビに支配され瀕死の状態だった──。
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