ゆとり教育の是非など、学生の学力問題が取り上げられて久しいですが、このほど大修館書店が行った調査で、現役高校生のショッキングな「漢字力」「英語力」が明らかになりました。
調査は、2013年3月、大修館書店が現役高校生310人(男子155人、女子155人)を対象に、「イマドキ高校生の書けそうで書けない言葉」について実施。試験の出題範囲外の領域で、テレビ、ラジオ、新聞、インターネットなどで頻繁に取り上げられる「人物や言葉」にフォーカスし、高校生の書く能力を調べています。
話題になっている世の中のコトには興味なし!?
話題のモノやコトを正確に書けるかを問う「コト部門」では、先月幕を閉じた野球の世界一決定戦「ワールド・ベースボール・クラシック」が問題に。英語で正確に書くことができるかについては、男子の52.3%が正確に「書ける(そう思う)」と回答したのに対して、女子では31.6%と低調。女子の方が野球への関心は少ないことを差し引いても、かなり低い数値といえます。
また、2020年東京大会の実現に向け、国をあげて招致活動を行っている「オリンピック」については、40.3%の高校生が「(英語名で)書けない」と回答。2013年2月26日に竣工した「歌舞伎座」についても、49.4%が「(漢字で)書けない」と答えています。
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