ドラマでも話題の「シェアハウス」や、昔から節約術としても知られてきた「ルームシェア」。ともに空間を共有することでお得に生活できる知恵ですが、実は意外な「落とし穴」もあるのだとか。そこで、ルームシェアやシェアハウスを利用する人のサポート業務を行っている「イエノルール」の舘岡雅史さんに、メリット&デメリットをリサーチ。単純に安そう&楽しそうでは済まされない現実が見えてきました。
30代女性「安心&ほっこりが大きなメリット」
そもそも、ルームシェアとは、親族や恋人ではない友人や知人とアパートの一室や戸建住居などに同居して生活すること。基本的に同居者間で全てを決めるので、人数や誰と住むかや物件選びに制約がなく、生活ルールや金銭負担の調整も各人の裁量が大きいです。
一方シェアハウスとは、専門の事業者が直接運営している物件を指すことが最近は一般的。大抵は各ハウス独自の生活ルールがあり、ひとつのリビング、玄関、バスなどの共用設備に対して、いくつかの就寝用個室がある寮やホテルに似ています。
経済面の良さに注目が集まりがちですが、最近はそれだけではないと舘岡さんは話します。「心理面での充実はシェアの大きなメリットです。心の通った友人ができたり、帰宅時に誰かがいる安心感が得られたりします。最近は30~40代の女性も増えていて、当社の場合、お客さまの7割ほどが女性。なかでも30代以上の女性は、日常の中に何気ない会話が出来る相手を求めている傾向が強いようですね」
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