ここ最近、ベージュやブラウンなどの大人茶色い服がよく目に入るのは年齢のせいでしょうか。昔は、茶色といったらかなり苦手な色で、友人や知人が茶色の服を着ているだけでイライラしたものですが、精神的に許容範囲が広がったようです。何より、茶色系は合わせやすいので安全です。守りに入りそうな年頃、心の隙間に茶色が入り込んできます。
ただ、やはり茶色の服を買うという行為を心のどこかで受け止めきれていないので、洋服屋の店員さんに、ベージュの服を買う時に「これはピンクグレーですよね?」と確認してみたり、茶色の服を「この服は光線の具合で紫にも見えますよね?」と往生際悪く聞いたりしています。
「茶色」で金運は上がるか
そしてセレクトショップで、見ようによっては紫にも見えるかも、という強引な思い込みで購入した、茶色一色のワンピース。COLLECTIVE CONCEPTSというL.A.で人気のブランドらしいですが、L.A.ファッションというと陽気な気候に合った鮮やかな色合いが多いのに、茶色とは珍しいです。その時デザイナーの心理状態がダウナー系だったのでしょうか。ゆるフェミニンなシルエットと、腕をまくってとめられるデザインなど、さり気なくおしゃれです。
しかし着てみると、やはり茶色い......。顔立ちも地味なので茶色との相乗効果で、くすんだ雰囲気に。金の刺繍の入ったケープを重ね着するなど、少しでも華やかにしようと努力したら、さらにマダムっぽくなってしまいました。なんとなく茶色のイメージから金運は上がるかなと期待を抱き、茶色いワンピでゴールドを数グラム購入したのがたしか去年の冬でした。その時の金の価格はたしかグラム当たり4500円位だったのですが、最近のレートを見ると4300円......。金運の効果はあまりなかったようです。
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