2012/4/ 5

映画「ヤング≒アダルト」 アラフォー女子の痛々しさ、他人事と笑えない

地方から上京してきた人は共感するかも

田舎の生活と、都会の生活――。お互いがお互いを軽蔑し、意地になって「これこそが幸せなんだ」と主張しがちです。

地元の大学を蹴って東京の大学に行ったとき、「○大に行って公務員にでもなるのが一番なのに」と陰口を言われ、会社を辞めてフリーランスになったときも「よくわからないことをするものだ」と首を傾げられました。

自分なりには考えて行動したつもりだけれど、周囲からは理解されていない。それを気にしないことにして、新しい刺激を追い求めて過酷なライター稼業に足を踏み入れる...。それってもしかして、メイビスそのもの? 私と同じように自分と重ねあわせる人が、きっとたくさんいることでしょう。

私もアラフォーになったとき、どんな生活をしているのか。きっと同級生たちのように、田舎で結婚して子どもを産み、家族の世話をして過ごすことはできなさそうです。でも、都会で独身のまま、バリバリ働いてひとりでも強く生きていくのが幸せなのか。

40代の女性は「すごくよく分かる!」と共感していたようですが、20代の楽しみ方はちょっと違って、自分の人生のシミュレーションを見ているような、予習をしているような、なんとなく他人事と笑えない映画でした。

池田園子

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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