映画ファンから指示を集めている特別企画「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」の第3回目が2012年3月3日からスタートします。
最後のチャンス見逃さないで!
「午前十時の映画祭」は、1950年代から70年代の作品から厳選した名作映画50本を1年間にわたって上映する特別企画です。作品によって1日の上映回数は異なりますが、週がわりで1作品ずつ、毎朝10時に上映をスタート。美しいオリジナルニュープリントで名作群を堪能できる特別な機会です。
3回目の開催となる今回は新たに作品の選出は行っておらず、昨年と同様の「Seiries/青の50本」を上映します。「青の50本」は、初年度の「Series1/赤の50本」に入っていない作品から新たに選ばれたシリーズで、オードリー・ヘップバーンの「麗しのサブリナ」やミュージカルの定番「サウンド・オブ・ミュージック」、サスペンスの神様・ヒッチコックの「鳥」、巨匠フェデリコ・フェリーニの「甘い生活」、アメリカンニューシネマ最後の傑作とされる「タクシードライバー」など、「赤」に劣らない名作の数々がラインアップされています。
全国25か所の劇場で上映され、都内では有楽町の「TOHOシネマズ みゆき座」(終日上映)と「立川シネマシティ」(複数上映)の2か所。東京近郊では神奈川の「TOHOシネマズ 上大岡」が指定されています。料金は全劇場一律で一般1000円(学生500円)。期間は2012年3月3日から2013年2月15日まで。
一度はみたい名作の数々
なお、主催の一般社団法人「映画演劇文化協会」は、第3回の開催をもって一旦終了すると発表しています。デジタル化が加速する中、多くの映画館はデジタル上映を基本とする上映方式にシフトしており、フィルム上映での開催が物理的に困難になったというのがその理由だそうです。同協会は、これだけの数の名作映画をニュープリントで観ることができる最後の1年だとし、「お一人でも多くの皆様に素晴らしい映画体験をしていただきたい」としています。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。