2012/1/24

古都鎌倉で「写経大作戦」

東日本大震災の発生から間もなく1年が経とうとする中、鎌倉では"みんなでできる一周忌法要"をテーマにした追悼供養の催し「写経大作戦」が行われます。

 「写経大作戦」
「写経大作戦」

開催場所は、鎌倉五山の円覚寺佛日庵と浄智寺のほか、明王院、浄光明寺の市内4つのお寺。都会の喧騒から離れた鎌倉のお寺で心を静め、追悼の気持ちを込めて参加者全員で写経をします。一文字一文字ていねいにしたためた後は、お坊さんと一緒に読経。最後には住職自ら境内を案内してくれます。

1月28日の浄光明寺を初日として、2月26日までに8回が予定されています(1月24日現在)。参加費は一律2000円(円覚寺のみ入山料300円別途必要)。各日定員は20人で、当日受付も可能ですが事前申し込みをしておくと確実です。

「お坊さん×市民」の異色プロジェクト

「写経大作戦」を企画したのは震災後に結成された「鎌倉そわかプロジェクト」という団体で、宗派をこえて集まったお坊さんと市民有志が「祈り」にまつわるユニークなイベントを仕掛けています。

昨年の夏には地元花火大会の"自粛"を受け、現メンバーが中心となった「自主鎮魂 大線香花火大会」が鎌倉の由比ガ浜海岸で開かれました。(関連記事:http://bg-mania.jp/2011/06/07008634.html)当日は悪天候の中集まった市内外の約2000人が、お坊さんの読経とともに被災者へ黙祷を捧げ、追悼の火玉で海岸を彩りました。花火大会後に結成された「そわかプロジェクト」では、読経と縄文トランスをコラボさせたライブイベントを行うなど、その後も「鎮魂」「祈り」「自発性」をキーワードにした活動を続けています。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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