ネット上には真偽不明だが、恋愛に関する興味深いウワサがときどき見られる。「高層ビルのオフィスでは社内恋愛が多い」というのも、そのひとつだ。
それも高層階に行くほど社内恋愛の割合が増え、低層階では10人中2人だったのに対し、高層階では10人中9人にものぼるというのだ。
自我が拡張して口説きやすくなるらしい
上に行けば行くほど盛んになる?
ブラジルのリオデジャネイロでの調査結果というが、この理由について、ある心理学者は、
「高層階に行くと自我が拡張して、気分が高揚するため」
と説明しているという。高いところから見下ろすと、自分が「できる人間」に思えてきて、自信を持って異性を口説きやすくなるという意味なのだろう。
確かに、古くは戦国武将から、現代の企業経営者や自治体の首長に至るまで、高い建物を作って眺めの良い場所に陣取りたい欲求は強いようだ。しかし、高層階で盛り上がった恋愛は、地上に降りたときにも続くのだろうか。
もしかすると高層階の方がオフィスの賃料が高いので、稼ぎが良くて金銭的に余裕のある人たちが働いている割合が高いという要素が、恋愛にも関係しているのかもしれない。
もっともウワサのソースは、「海外の大衆紙」や「イギリスの『ウィークエンド』誌」とするものもあるが、定かではない。イギリスの主要媒体に「ウィークエンド」という名前の雑誌は見当たらない。
そもそも、日本企業の感覚からいえば、社内恋愛の実態を調査することなど、そう簡単ではないと思えるのだが、ブラジルでなら可能なのだろうか。それにしても「10人中9人」は多すぎる気もする。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。