東京国立博物館は、2011年10月25日から12月4日まで、特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」が開催されます。師である法然と、弟子である親鸞、2人のゆかりの名宝が一堂に集まる合同展示は初。800年ぶりの再会です。
会場では、肖像画や絵巻を比較、人柄や思想の違い、関係を表す資料などが展示されます。中には、総高約4メートルの「阿弥陀三尊坐像」など、迫力のある展示も。総出品数189件中、国宝は11件、重要文化財は93件。京都では2つの展示イベント「法然展」「親鸞展」が先行開催されましたが、そこで紹介されなかった66件も登場します。入場料は、一般1500円(前売り1300円)、大学生1200円(1000円)、高校生900円(700円)。
ユニークな音声演出&クーポン
「法然と親鸞」展は、音声ガイドもこだわりがあります。豪華声優陣によるドラマ仕立ての歴史絵巻になっていて、エンターテイメントとして楽しむことができます。法然役は、「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブルや「ONE PIECE」のシャンクスを担当した池田秀一さんが、親鸞役は、「バクマン。」の服部雄二郎や「ハートキャッチプリキュア!」のコブラージャを担当した野島裕史さんが演じます。ナレーションは、フリーアナウンサーの加賀美幸子さん。歴史上の人物が、生身の人間としていきいきと蘇ります。
好物分かるとぐっと身近な存在に!?
ところで、法然は豆腐が、親鸞はあずきが好物だったとか。中央、江東、文京、墨田、荒川の5区内の豆腐店、豆腐料理店、和菓子店、割烹など約500店舗で、豆腐とあずきのイラストが入ったキュートな「ミニしおり」が配布されています。また、首都圏の書店約400店舗、東急線各駅売店TOKS全62店でも、ゆかりの名宝がプリントされた7種類の「特製しおり」を配布中。どちらのしおりも、当日料金が100円引きになる割引券です。名宝しおりは、3種類集めて来場すると、先着1000人にポストカードがプレゼントされます。
当日券と同じ料金で、グッズが付いた特別な前売りチケットもあります。ふだん何気なく使っている仏教由来の言葉、「出世」「有頂天」「一蓮托生」についての解説とデザインが特徴。「出世」チケットは一筆せん(420円相当)、「有頂天」チケットはクリアファイルとポストカードセット(450円)、「一蓮托生」チケットは、メモ帳(420円)がもれなくもらえます。
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