ととり冷麺(どんぐり冷麺)で夏バテ予防!
電力不足が気にかかる2011年夏は、冷感グッズやグリーンカーテンなどで過ごしやすくしようとする試みが行われているが、冷たい料理で体の中から冷やすという手はどうだろう。体の火照りを冷まし、夏バテ予防に最適な冷麺に注目が集まっている。
焼き肉のシメで食べたい盛岡冷麺や別府冷麺は有名だが、韓国で人気があるのは「ととり冷麺」だ。ととりとは韓国語でどんぐりという意味。一般的な冷麺がそば粉をベースとし小麦粉をつなぎにして麺を作るのに対して、「ととり冷麺」は小麦粉とどんぐり(ととり)粉でつないだ冷麺だ。どんぐり(ととり)は、クルミや落花生よりも脂質が少なくヘルシーで、ビタミンCが豊富。また、朝鮮で16世紀に書かれた医書「東医宝鑑」では下痢、排尿、むくみに効能があると言われているそうだ。
調理方法は簡単。1分間麺を湯がいて、冷水で軽くしめてから、スープをかけて完成。あとは好きなように具をのせればよいので、夏場の暑い台所に長時間いる必要もない。ちなみに、韓国ではキムチ、チャーシュー、ゆで卵、なし、酢、からしが具の定番となっている。徳山物産(大阪市)の運営するwebショップ「班家食工房」で「ととり冷麺(どんぐり冷麺)3食」(840円)を販売しているほか、韓国料理店の「徳山商店」(本店・鶴橋駅前店)や「ぱんが」(新宿、佐竹、有楽町、向島の4店舗)などで食べられる。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。