二十代は、アクセサリーのよさがわからなかったので、ほとんど付けていませんでした。二十代前半はスカートもあまりはかず、ジーンズ(しかもベルボトム)に古着のシャツ、スニーカー、リュックといったモテからは最も遠いファッションでした。当時はなぜ女性が指輪やネックレスをするのか理解できず、邪魔だとすら思っていたのです。
しかし三十代に近づくにつれ、自分の中の女性性が芽生えてきたのか、お店で売られているアクセサリーが少しずつ視界に入ってくるようになりました。
引き出しの奥に見つけた「女の人生」
最初は安い1000円台のものから......まだ自分の価値観が定まっておらず、お祭りの屋台で買った子ども用のおもちゃのチープな指輪を付けていたこともあります。プラスチックや金メッキのアクセは、若ければなんとか付けられますが、いい年になるとチープさが際立ちます。そしてパワーストーンの威力を知ってしまった今は、ガラス玉のアクセには戻れません。
そんな若気の至りで付けていたと思われるアクセを、この度引き出しの奥から発掘いたしましたので、提供させていただきます。(もし自分が忘れているだけで、誰かからのプレゼントだったらすみません)
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。