東日本大震災の影響で休園していた東京ディズニーシー(TDS)が2011年4月28日、約1か月半ぶりに運営を再開しました。
運営するオリエンタルランドでは15日に東京ディズニーランド(TDL)の営業を再開、23日からは夜間営業を復活させており、これでおおむね震災からの復旧を果たした形となります。
客足はTDL再開時の「だいたい半分くらい」
ファンに囲まれポーズを決めるドナルドダック
「やっと『日常』が戻ってきた感じです。今はとにかく早く入りたい」
と笑顔で語ったのは、最前列で開場を待っていた群馬県の女性。年間パスポートも持っているという、熱心なディズニーファンです。
早朝天気がすぐれなかったこともあり、ある来場者の見立てでは客足は15日のTDL再開時の「だいたい半分くらい」。それでも同社によれば3000人もの人々が開場前に集まったといい、天候も9時の開場前にはすっかり好転しました。ゲートが開くとともに、来場者はいっせいにお目当てのキャラクターの周りに集まり、記念撮影や抱擁をしていました。
TDSといえばキャラクターだけではなく、作りこまれた水辺の空間も魅力の一つです。何度もTDSを訪れているという女性2人組は「シーは風景が好き。癒されるし、落ち着くんです」と嬉しそうに話していました。
なおTDSでは再開すると同時に、新たに「ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル」、「テーブル・イズ・ウェイティング」、「ファンタズミック!」の3企画をスタート。「グリーティングトレイル」は待ち時間が2時間を超える人気となりました。
再開のネックになっていた電力問題については、噴水などを一部停止したり、店舗の照明を消したりすることで対応しています。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。