番組制作現場にいる「不思議な人々」監視役の広告代理店スタッフ

モジョっこ

   テレビ番組は実に大勢のスタッフが関わっている。収録になると「この人たち、何のセクションなんだろ」「こんなに人数いなくてもいいんじゃないのかな」というぐらい人が集まる。しかし、制作現場は最少人数だ。予算削減でディレクタ―もカメラを回すことが多く、人数が増えれば増えるほどお金がかさむので現場に出る人の数は少ないほうがいい。

   でも、わからないことがあるんだなあ。数で勝負してくる人たちがいるのだ。それが代理店の皆さま方。最小人数でも4、5人でいつも動いている。クライアントの企業とテレビ局をつなぐパイプ役なわけだが、現場作業のスタッフからすると彼らの仕事は何なのかわからん。

ある出演者のボヤキ「パイプ役の必要性わかるが、パイプ料金取り過ぎ」

   制作スタッフが一次産業だとすると代理店は三次産業である。局のプロデューサーも彼らにはあまり口出しできない。でも、不思議だなと思うことが多々ある。たとえば、1社提供番組の海外ロケに監視役として4~5人ぐらい来る。さらに腑に落ちないのが、彼らの渡航費用が制作持ちになるケースもあるということだ。それなら構成作家を連れてってくださ~いと言いたいのだけれど、こっちはいつもお留守番だ。

   このような状況に、制作スタッフだけでなく出演者も首をかしげることがあるらしい。あるタレントさんの話。代理店はパイプにはなるが、そのパイプ料金が非常に高額だというのだ。大きなイベントに代理店からオファーされた年と直接クライアントからオファーされた年があったそうだが、業務内容は同じでも直接オファーの時のギャラが3割増しぐらいだったととボヤいていた。

   こちら側の言いたい放題で申し訳ない。中間に立ち神経をすり減らして人と人をつなげてくれてありがとうの気持ちもある。自分だったらあんなふうに立ちまわれない。おそらく大人の事情が満載な業務なんだろう。現場で低予算にブーブー文句を言っているほうがよほど気が楽かもしれない。

   それに、向こうは向こうで現場に対する不満はあるだろうし。理解し合うことは大切だ。

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