東日本大震災による自粛ムードで、ゴールデンウイーク(GW)の旅行もキャンセルが増えています。海外からの観光客も減っている中、このままでは日本経済の停滞が深刻化してしまいそうです。
日本航空(JAL)では、2010年に比べ売り上げが伸び悩んでいます。GW出発の航空券は国内・国際線ともにまだ余裕があり、例年は即完売する「特便割引」もわずかながら残っています。
全日本空輸(ANA)は、震災後にGW付近出発の航空券についてキャンセルが増えましたが、現在は落ち着いているとのこと。今でも予約でき、方面によりますが特割の航空券も利用できます。たとえば4月29日に出発する札幌(千歳)行きは、特割も含め十分に空席があります。
H.I.S.では、フライト自体のキャンセルが増えているのに伴って海外ツアーのキャンセルも多少出ています。予約が満杯だった格安ツアーも、方面によっては空きが出ているところもあります。同社は「計画停電があったり、物が買えなかったりと、被災していない人たちもストレスがたまっている中で、休みを海外で楽しく過ごし、被災地を支えるべき人たちに元気になってもらいたい」と話しています。
GW出発の航空券やツアーが早々に売り切れてしまい、連休の旅行をあきらめていた人も多いのではないでしょうか。格安のプランがまだ少し余っている今がチャンスです。
旅行でパワーためて、日本を元気にしよう