米Buy.com社は、日本語で商品を紹介し、円での決済を可能にした個人輸入サイト「Buy.com個人輸入」を2011年3月24日から本格始動しました。
Buy.com社が米国で運営する「Buy.com」は、約2500店が登録している米国大手のショッピングサイト。楽天が2010年5月に買収・子会社化し、2月から日本向けサイトを公開していました。今後は日本以外からの個人輸入も促進する予定です。
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個人による直接輸入は、海外製品を安く購入したり、日本未発売の商品をいち早く入手できたりするので魅力的な半面、商品情報が分かりづらく、手続きが面倒、代金をドルから円に換算しなければならないなど、ハードルの高い買い物方法でした。
「個人輸入」は、商品説明文を日本語に翻訳。楽天の決済システムを導入しているので、信頼度も高く、便利です。「楽天市場」などで発行される「楽天スーパーポイント」が付与され、貯まったポイントで買い物をすることが可能。商品を注文すると、最短2週間で手元に届きます。送料は1500円から。
4月1日現在「個人輸入」には、23店が登録。カリフォルニアワインや、日本で品薄になっている防災・節電グッズの特集を実施しています。商品説明文は機械翻訳のため、ぎこちない部分もありますが、電化製品やおもちゃなど珍しい商品が並び、楽しいショッピングができそうです。
ただ、個人輸入をするうえで気をつけなければならないことがいくつかあります。そのひとつが関税。送料や関税をプラスすると、日本で買ったほうが安かったといったような事態にならないように気をつけること。関税は、配送料を除いた合計金額が16500円以上になると課税されます。材質などによって一部商品は、16500円未満の代金でも課税対象となる場合があります。税率は一般的に0~15%程度。課税額は、通関時に確定するため、注文時には分かりません。事前に、税関資料を確認しておくと、だいたいの予想はできます。
また、電化製品は、コンセントの形状や電圧が日本と異なるので変換コネクタや変圧器が必要。保証が適用されない場合もあるので事前に確認しておきましょう。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。