美容家が教える 大人のプチプラコスメ
エイジング美容研究家として活躍する遠藤幸子さんが優秀なプチプラコスメを紹介。大人の女性でも満足できるアイテムをプロの目線から厳選、詳しい解説とともにお伝えします。
2025/9/21

アラサーとアラフォーではシミケアもシワケアも違う?化粧品でアプローチするなら、どんな成分を選ぶべき?美容のプロの答えは...。

アラフォーのスキンケアではエイジングに立ち向かう「攻め」のケアを

アラフォーになると、これまで受けた紫外線などのダメージが蓄積されて表面化しやすく、シミやシワが定着してくる傾向にあります。

(1)シミのケアについて

シミだけでなく、ホルモンバランスの影響も受けて肝斑が徐々に気になることも。アラサーよりも踏み込んだ攻めのケアが必要になります。

シミにはアラサー同様ビタミンC誘導体を取り入れる方法もありますが、トラネキサム酸もおすすめです。トラネキサム酸は元々医薬品で止血剤や抗炎症剤として使われてきた成分です。

そのため、肝斑へのアプローチとして内服薬に使われる成分でもあります。ただし、止血剤として使われてきたことを考えると、自己判断で長期的に服用するのはおすすめできません。医師や薬剤師の指導のもとに服用することが大切です。

また、スキンケアアイテムでトラネキサム酸を取り入れるメリットは、炎症を抑えながらメラニンの生成に待ったをかけることができること。敏感肌でも使いやすいので、肌のゆらぎが気になってくる40代にもおすすめです。

トラネキサム酸は他の美白成分と併用して使うのもおすすめで、アラフォーならナイアシンアミドを組み合わせて使うのもひとつの手。ナイアシンアミドの保湿効果や美白効果などによる相乗効果が期待できます。

化粧品でのシミへのアプローチは予防になりますが、アラフォーの場合全顔ケアをしつつも、気になる部分を集中ケアすることもぜひ習慣にしましょう。

(2)シワのケアについて

アラフォーになると部分的に深いシワが気になる人も増えてきます。そのため全顔に使うものだけでなく、ピンポイントでケアできるシワ改善美容液を投入しましょう。

肌のゆらぎが気になる方は、他者と比較してマイルドなシワ改善有効成分ナイアシンアミドを使う手も。

けれど、気になるシワへの一歩踏み込んだアプローチを目指すなら、シワ改善の有効成分であるレチノールを取り入れるのがおすすめです。ただし、刺激性という壁を感じる方もいるでしょう。

その場合には、「ライスパワーNo.11+」や「ニールワン」といった成分も選択肢に入れ、肌の調子のいい時に試してみて自分の肌と相性の良いものを取り入れたいところ。紫外線対策は、アラサー同様しっかりと行いましょう。

シミやシワへのケアは、紫外線対策をしっかり行うこと。そして、肌を十分に保湿し、質の良い睡眠やバランスの取れた食事を心がけて肌のターンオーバーを整えることも心がけましょう。加えて、今回紹介した成分が配合されているスキンケアアイテムでのアプローチを毎日コツコツ続けて、若々しい美肌を目指しましょう。

遠藤幸子

遠藤幸子

エイジング美容研究家としてテレビ、雑誌、ラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。美容記事の執筆・監修を行うほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。自身が肌老けから脱却し、肌年齢-14歳になるまで行ってきた巻き戻し美容をVoicyにて配信中。『毎朝5分!肌年齢-14歳美容のプロが贈る巻き戻し美容

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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