『占いにすがる私は間違っていますか？』福々ちえ 著（KADOKAWA）

漫画家・イラストレーターの福々ちえさんの『占いにすがる私は間違っていますか？』（KADOKAWA）は、いまの幸せを守るためにほんの少し占いの力を借りるつもりが、しだいにスピリチュアルの沼にはまっていった女性たちを描くセミフィクションです。なぜ彼女たちは占いにすがり、占いは呪いになってしまったのでしょうか。東京バーゲンマニアでは、8回にわたって試し読みをお送りします。

あらすじ

石井家は、専業主婦の梅子（35歳）、夫の克実（40歳）、娘の結花（9歳）、息子の壱弥（5歳）の4人家族。それなりに幸せな暮らしをしている一方で、梅子は自信を持てずにいました。それは、理想の自分と現実の自分とのギャップを感じているからで......。

＜第1回＞

画像提供：KADOKAWA