最近増えているのがBaaS(Banking as a Service)での新しい銀行です。dスマートバンクや第一生命NEOBANK、楽天銀行 第一生命支店などが誕生しました。
これらの銀行は、銀行サービスはそれぞれの銀行が担い、それ以外のサービスを上乗せして提供する仕組みとなります。
例えば、dスマートバンクは三菱UFJ銀行が銀行のサービスを提供、第一生命NEOBANKは住信SBIネット銀行が、楽天銀行 第一生命支店は楽天銀行が銀行のサービスを提供します。
では、通常の三菱UFJ銀行や住信SBIネット銀行、楽天銀行の口座と何が違うのでしょうか?
上乗せ部分に期待
三菱UFJ銀行や住信SBIネット銀行、楽天銀行など、それぞれのサービスを全て使えるわけでもなく、dスマートバンクについては、振込などの機能は現時点で利用できません。
これらの銀行口座の特徴としては、独自サービスが上乗せされる点です。
(dスマートバンク:貯金箱イメージ)
特にポイント関連でメリットがあり、dスマートバンクの場合、dアカウントと連携し、dカードやドコモの携帯料金などの利用料金などを引落口座に設定していると毎月50ポイント(3年目以降は25ポイント)獲得できます。50ポイント獲得できれば、年間何もしなくても600円相当のポイントを獲得できるわけです。
給与や年金の受取口座に指定しても(10万円以上の入金)毎月5ポイントたまります。
第一生命NEOBANKの場合は、他行宛の振込手数料が1か月あたり5回まで無料、ATM利用料金も1か月5回まで無料と使い勝手のよいネット銀行です。
通常、他行宛の振込は有料の場合が多いですが、第一生命NEOBANKの場合は口座開設直後から他行宛の振込も5回まで無料で利用できます。習い事などの支払いを振り込むときなど便利です。
楽天銀行 第一生命支店は通常の楽天銀行とほぼ同じポイントサービスです。ハッピープログラムにエントリーし、給与振込口座に指定したり、楽天カードの引落口座に指定したりすると毎月楽天ポイントがたまります。
今後、JR東日本の「JRE BANK」なども誕生する予定で、取引に応じてJRE POINTがたまるサービスも予定されています。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。