料理の支度が面倒な日にも重宝する「レトルトカレー」。電子レンジや湯せんで温めるだけですぐ食べられるのはありがたいですよね。
作り方の内容通りに温めているという人が多いと思いますが、2023年1月現在、SNS上では温める前にちょっとした作業をすることで、「めっちゃ美味しくなった!!!」「同じ商品とは思えない」「味変わる」との声が見られます。
特別な材料や道具は一切なし。気になった記者も試してみました。
50回シェイクするだけ!
作業とは、袋のまま「50回ほど振る」というものです。この方法は、過去にテレビ番組などでも紹介されているちょいテクで、振ることで水分と油分が混ざり、まろかやな味に仕上がるのだそうです。
SNS上では温め前に振っている人もいれば、温め後に振っている人も。記者は今回、温める前に50回上下に振って検証してみます。(温めた後は熱いですもんね)
味の変化を比較するため、同じレトルトカレーを2つ用意し、ひとつは振らずに、もうひとつは振ってから電子レンジで温めてみました。
左が50回ほど振ったもの、右が振らずに温めたものです。
見た目は、正直どちらも同じような感じです。スプーンですくってみると、振ったカレーの方が少しだけなめらかになっているような気がしましたが、個人的には大きな違いは感じませんでした。
気になる味はどうでしょうか。
まずは振らずに、パッケージの記載通りに電子レンジで加熱したものから食べてみます。
口に入れた瞬間、カレーならではのスパイス感がやってきて、いつもの美味しいカレーです。
次に振ったカレーを食べてみました。
たしかに「まろやか」になっています! 先ほどは口に入れた瞬間にピリッとしたスパイス感を感じていましたが、振ったものは、カレーの旨味の後にスパイスがやってくるような感じ。そのため感じ方は「まろやか」なのですが、スパイス感はしっかりとあります。舌ざわりはより滑らかになっている気がします。
「味が劇的に変化する」というほどではありませんが、食べ比べてみると、50回振ってから食べるレトルトカレーの方が、カレーの旨味→スパイスと徐々に口に広がるような感じがするのは確か。個人的には振ったほうが好みでした。
感じ方には個人差があり、カレーの種類によっても異なるかもしれませんが、50回振るだけと簡単に試せるので、気になる人は実践してみて!
(東京バーゲンマニア編集部 三浦香奈)
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。