読者投稿「私の黒歴史聞いて!」シリーズ
・憧れの会社の懇親会。空回り続きで、涙の海ができました......。 <Mさん:20代女性(東京都)の体験談より>
盛り上げたかっただけなんです
新入社員時代の内定式での話です。
内定式の後に懇親会があり、社員のみなさんが飲み会を開いてくださいました。華やかな業界に入ったと思ったものの、物静かな同期が多く、みんな借りてきた猫状態。楽しいお酒の場も何とも言えない重い緊張感のある雰囲気が漂っていました。
当時の私はお調子者キャラで「どうにかこの会を盛り上げたい!と張り切った結果、社長に自ら「一緒に飲みましょう!」と提案して盛り上げ役に徹していました。
どうにかこうにか、盛り上がった一次会。次は、いよいよ二次会。
ほろ酔いの先輩たちと同期メンバーを引き連れて、カラオケに向かいました。私は一次会でしっかりと盛り上げたという満足感があったので、おとなしくしていようと心に決め、みんなの様子を注視していました。
すると私の同期がおもむろに立ちだし、カラオケの前へ。どんな曲を入れたのかなと思っていると、流れ出したのはなんともメロウなバラード曲。
その瞬間、今まで盛り上げた雰囲気を無駄にされたと感じ、「一曲目にそんなしっとりした曲、こんな大人数の前で歌ってどうするんだよ!」と同期に激怒。
とにかくみんなで盛り上がれるような曲を入れてタンバリンをかき鳴らし、命を燃やすように歌いました。
心の中では「こんな役回りやりたくない!」と思いつつ、代わってくれるような人もいないので、同期や先輩のお酒をあおって大暴れ。
同期の一部は、そんな空気に耐えられなかったのか、脱走者が出る始末。社員全員で捜索に出るほどでした。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。