2022/10/20

定番朝食の「落とし穴」。管理栄養士が教える「NG朝食」3つ

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1日の活動も左右する「朝ごはん」。何を食べるか、または"摂らないか"が重要になってきますね。管理栄養士に「これは避けて!」というNGな朝食メニューを聞きました。

ヘルシーで健康的と思っていたのに...

教えてくれたのは、管理栄養士で日本ビューティーヘルス協会会長の池上淳子さんです。

「NG朝食」ひとつめは「スムージー」や「野菜ジュース」です。

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OK朝食として思われがちですが、じつは"NG朝食"のひとつ。

「スムージーや野菜ジュースそれだけで朝食とすることは推奨していません。ドリンク状ですと、いわば流動食と同じ。しっかり噛むことで、消化酵素も出るし脳の活性化にもつながります。また、咀嚼は満腹中枢を刺激し、満足度もあがります。同じ野菜を摂るならサラダにするのをおすすめします

もちろん"飲み物"としてスムージーを朝食に取り入れるのはOK。"スムージーだけ"の場合は、ゴクゴク飲むのではなく、噛むようにして飲むと、多少咀嚼につながるそうです。

ふたつめは「グラノーラ」。シリアル食品の一種で、オーツ麦やナッツなどをシロップ、植物油と混ぜ焼いたもの。ドライフルーツが入っていることも多いですよね。

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グラノーラはご飯ではなく"お菓子"として捉えてくださいと日頃から伝えています。市販の商品はお砂糖、植物油がたっぷり。美味しいですし食べやすいのは分かりますが、おすすめはできません」

一部スーパーでは砂糖・油不使用のシリアルを扱っているところもあります。そういったシリアルであれば、おすすめできるとのこと。

最後は「甘味のあるドリンク」です。

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これまでの話ともつながってきますが、砂糖の甘さのあるドリンクは、避けたいメニューのひとつです。

「寝ている間は食事を摂らないので、起きた時は"飢餓状態"です。そこから最初の食事が『朝食』です。血糖値が低いなかで甘いドリンクを飲むと、急激に血糖値があがります。すると体はインスリンを出し、血糖値を下げようとしますが、その際体がだるくなってしまうことも。また同時に、中性脂肪を作ってしまうのも避けたい要素のひとつです」

甘味のあるドリンクの中には"100%ジュース"も含まれます。同じフルーツであれば、池上さんは「固形」で食べるのを推奨しています。フルーツは糖も多いですが、食物繊維も含んでいますし咀嚼もするので、ジュースよりはよいとのこと。

以上3つ、日頃の朝食でよく食べていたという人はご参考に。

(東京バーゲンマニア編集部)

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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