貯まったポイントを使えるかどうか見極めを
PayPayを利用している人にとっては、今回の変更ではそれほど問題にはなりません。PayPayポイントはPayPayで実店舗やネットショッピングで利用する事ができます。
ソフトバンクポイントは注意が必要です。自動でPayPayポイントに交換できるなどの機能が無ければ、失効する可能性が出てきます。ソフトバンクのスマホを利用している人は、4月以降にソフトバンクポイントの有効期限等をよく調べるようにしましょう。
また、「ウエル活」ユーザーにとっても今回の変更は改悪でしょう。「ウエル活」とは、ウエルシア薬局がTポイント200ポイント以上の利用で、1.5倍分の買い物ができる毎月の感謝デーを利用したポイ活のことです。
基本的に、Tポイントの還元率は0.5%となり、ウエルシアやYahoo!ショッピングなどの1%還元店舗やサービスはありがたい存在です。Yahoo!ショッピングなどでのTポイントサービスが終了となると、効率良くTポイントを貯められるサービスが一気に減ります。
例えば、Yahoo! JAPANカードで電気・ガスなどの固定費を支払い、1%分のTポイントを貯め、毎月20日のウエルシア感謝デーに200ポイント以上を1.5倍で使っていた場合、Tポイントが貯まらなくなるYahoo! JAPANカードは変更した方が良いでしょう。
決済で1%のTポイントが貯まり、年会費が実質無料のカードはTカード Prime(初年度無料、2年目以降も1回利用があれば無料)やTカード プラスPREMIUM(初年度無料、2年目以降も1回利用があれば無料)があり、これらに切り替えると固定費などでも効率良くTポイントを貯められます。
どのサービスで何のポイントが付与されるようになるのか、変更となったポイントがどんな特徴があるのかを確認し、自分にとって使えるポイントなのかを判断してみてください。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。