2021/12/27

「顔色がパッとしない」。薬剤師が教える、血色をよくするおすすめメニュー

冬の寒さに加え、テレワークなどでの運動不足は血行不良につながります。

実際、20~50代の女性に聞いたアンケート(※)によると約3割の人が「マスクをしていると血色が悪くみえる」と感じているようです。

顔全体の血色で印象も左右されるので、気になる人も多いですよね。血色感の良い健康的な顔色になるための食事アドバイスを、薬日本堂 薬剤師の齋藤友香理さんに聞きました。

齋藤さんは、薬膳・漢方に関する基本的な知識を問う「第14回 薬膳・漢方検定」も監修しています。

シナモンは冷えにおすすめ

まずは、「PCやスマホでの目の酷使、夜更かし、無理なダイエットや偏食は気血(エネルギーと栄養)を消耗します。健康的な顔色は、気血が充実し巡ることで得られます」とアドバイス。

健康的な顔色に導いてくれるのは、栄養である血を補う食材、温めて血行を良くする食材とのこと。

クコの実、なつめ、くるみ、レバー、カキ、ひじき、ほうれん草などは肌や髪の毛につやを与えてくれます。特にクコの実は目の疲れや視力低下などに良いと言われています」

血行が悪く、生理のトラブルや肩こり、腰痛などが気になる人にもおすすめなのが「黒豆、黒きくらげ、シナモン、生姜、にら、黒酢、黒糖など」。特にシナモンはお腹から温めて、手足の末端や腹部の冷えに良いと言われているそうですよ。

いい血色に導いてくれるメニューとしては、「レバニラ炒め」「ほうれん草と黒きくらげの炒め物」がおすすめなのだそう。

「レバニラ炒め」は血を補うレバーと、温めて血行を良くするニラを一緒に摂取できるから。「ほうれん草と黒きくらげの炒め物」は、血を補うほうれん草と、血行を良くする黒きくらげを一緒に摂取できるからです。

最後に、手軽に楽しめる薬膳茶も教えてもらいました。

(イメージ)

<材料>
ティーポット1杯分(お湯300cc程度)
ほうじ茶(小さじ2)
炒り黒豆(小さじ1)
クコの実(小さじ1)
すりおろし生姜(小さじ0.5)

<作り方>
ティーポットに分量のほうじ茶、粗く砕いた炒り黒豆、クコの実、すりおろした生姜を入れて熱湯を注ぎ、3分ほど蒸らしたら出来上がり。

寒さがさらに増すシーズンです。健康だけでなく顔色にも気を配っていきたいですね。

(※)調査概要:20~50代女性56人に、2021年12月4日~5日、インターネットにて調査

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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