髪や頭皮のトラブルは男性に多いと思われがちですが、女性の6割が髪や頭皮の悩みを抱えているそうです。
10月20日「頭髪の日」に向け、持田製薬グループの持田ヘルスケアが、20代~60代の女性にアンケート調査を行いました。
女性ホルモンと大きなかかわり
事前調査として20代~60代の女性1万人を対象に、髪や頭皮で悩みや気になることがあるかを尋ねたところ、「医療機関に行くほどではないが、悩みがある」22.5%、「いつもではないが、たまに気になる」33.1%など、女性の6割(57.8%)が何らかの悩みを抱えていることがわかりました。
これらの悩みに年代的な差はなく、どの世代も半数以上の女性が髪や頭皮に悩みを抱えていました。
今度は、髪や頭皮が気になると答えた女性500人に、気になりはじめた年齢を聞いたところ、平均は38.5歳でした。
具体的に気になっていることを挙げてもらうと、40代からは「髪がやせてきた・細くなってきた」「髪の量が減ってきた」。50代からは「薄毛」が目立ちます。
髪や頭皮のトラブルは、女性ホルモンの分泌量の変化が影響するといわれています。20代~30代をピークに更年期以降は分泌量が急激に低下し、毛髪の成長期を遅らせるなどヘアサイクルに影響を与えることが知られています。
髪や頭皮の悩みが増え始めた年代と、ホルモンバランスが気になり始めた年代をみてみると、グラフのピークはほぼ同じで、カラダの変化が髪や頭皮にも表れていることが見て取れます。
"髪や頭皮のエイジングケア"を取り入れる人は増えています。
全体の84.8%が「30代くらいからのヘアケアや頭皮ケア」に賛成しており、40代は92.0%、50代は88.0%と30代からの備えを推奨していることがわかりました。
一方で、85.6%が「エイジングによる変化に備え、髪や頭皮ケアをしたいが何を重視すればよいかわからない」という戸惑いの声もあります。女性の髪や頭皮のトラブルが女性ホルモンの減少と関係することから、「女性ホルモンを配合したものを選びたい」(73.6%)といった声もみられました。
最後に、もし自分が薄毛になったらどこが気になるかも聞いています。
多かったのは、「つむじ」(39.4%)、「頭のてっぺん」(36.4%)、「生え際正面」(36.2%)。女性は髪の毛のハリやコシがなくなり、全体的に薄くなるびまん性脱毛が多いといわれています。"頭皮ケア"は重要そうですね。
※調査概要:2021年8月17日~20日の期間、インターネット調査にて。対象は、(1)事前調査は年代別人口構成比に基づき、20代~60代女性計1万人。(2)本調査は事前調査で髪や頭皮に悩みがあると回答した500人(20~60代女性・各100人)
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。