美容家が教える 大人のプチプラコスメ
エイジング美容研究家として活躍する遠藤幸子さんが優秀なプチプラコスメを紹介。大人の女性でも満足できるアイテムをプロの目線から厳選、詳しい解説とともにお伝えします。
2021/1/30

【ダイソー】話題の「眉ペンシル」をプロが徹底検証!100円だけど...リピはあり?なし?

ダイソーの「UR GLAM」から発売されたアイブロウペンシルがSNSを中心に話題になっています。

GENE TOKYOとのコラボ商品「GツートンカラーアイブロウペンシルA」という商品です。

今回は、美容家である筆者がその"実力"を徹底検証します。

「あったらいいな」を詰め込んだ商品

「GツートンカラーアイブロウペンシルA」(100円)は、2層式になっているアイブロウペンシル。2層面を眉に当てて描くと簡単にグラデーションができるため眉に立体感が生まれます。

先端部分の形状も涙型をしていて非常にユニーク。斬新な発想が詰まった新感覚のアイブロウペンシルです。

色展開も他ブランドではまず見られない10色。そのため自分の髪色や肌色にしっくりくる色のアイブロウを今まで見つけられなかった人でもドンピシャと思える色を探せそうです。

また、アイブロウペンシルの裏側にはスクリューブラシが付いていて、毛流れを整えたり、眉を描いた後にぼかしたりでき便利です。

アイブロウペンシルに対して「あったらいいな」と日頃から一般ユーザーが抱いている様々な想いを詰め込んだ商品を100円で販売したというのは非常に画期的だと言えます。

描き心地

ダークブラウンの髪色でイエベ春タイプの筆者は、「ダークブラウン」を選びました。ダークブラウンといってもグレージュのようなカラーとベージュのニュアンスを感じる明るいブラウンの組み合わせです。

芯の長さは約5mm。最も太い横幅部分で約4mm、最も細い横幅部分だと約1.5mmです。そのまま芯のフラットな部分を眉に当てて描くと、太くて描きにくいです。

そこで芯を立ててそれぞれ異なる色で使用してみたところ幾分描きやすく感じられました。

しかし、そうするとグラデーションを作るというこちらの商品のウリが損なわれてしまう印象もありました。

発色は?

発色は悪くありません。見たままの色につきます。ただ、ベトッと肌に付着する印象で、足りない眉毛を描き足すような自然な仕上がりを目指すのはかなり難しいです。

色もダークカラーが思ったより暗い色だったのでイメージとは異なりました。2層を混ぜるとダークブラウンになるかと思い、ぼかしてなじませてみましたが、イメージ通りにはいきませんでした。

全体の仕上がりは?

最も残念だったのは質感。ベトっと付くので眉全体がのっぺりした印象に見えます。特に目尻側が少し不自然な仕上がりになるのが気になりました。

下の画像は、いつもの眉との比較です。

いつもの眉で使用したのは2000円程度のアイブロウペンシルで、色はグレーがかったブラウン。こちらの商品に非常に近い色みだと思います。しかし、肌なじみもいつもの眉の方がいいと感じました。

モチは?

モチも前髪で擦れて落ちやすいと感じました。

まとめ

商品の企画自体は非常に素晴らしく魅力的に感じました。それだけに100円で販売する商品に仕上げる難しさがあると言えます。

個人的な意見を言うと、500円にお値段をアップしても描きやすさや仕上がりの美しさをもう少し追求して欲しいところです。改良の予定があるかはわかりませんが、今後の製品に期待したいです。

遠藤幸子

遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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