100円おせちとは、おせちの料理を個別に100円で買える商品。

「好きなものだけ選びたい」「元日だけ食べたい」など多様化するニーズから、「100円おせち」は2016年度以降、右肩上がりで販売数が伸長し、2019年度は過去最高の約137万個を販売しました。

担当者によると、"withコロナ"の2021年緒正月は、さらに需要は伸びると考え、昨年の約1.5倍となる約200万個の販売を見込んでいるといいます。

新商品は6つ。中にはコロナ禍だからこそ実現した高級な食材もあります。

たとえば「のどぐろ蒲」。新型コロナウイルスの影響で高級な食材が手に入りやすいという現象が起きていますが、「のどぐろ」もそのひとつです。

「全店での販売量を確保できると見込みが立ち販売できることになりました」と担当者。2年前に発売した、ふぐの身が入った「ふぐ蒲」が人気で、今回は高級魚蒲鉾シリーズの第2弾です。

「味付け帆立」は、新型コロナウイルスの影響で、外食でパエリアなどに使用する「ベビーホタテ」が市場で余剰になったことから商品化できました。

このままでは使い道がないという商品を大量に買い取りおせち用に加工。春夏はゼリーを作っているオフシーズンの工場を活用し100円という価格を実現できたといいます。

「棒鱈甘露煮」「魚卵のうま煮」は、サイズ・形を不選別にすることでコストを抑えています。そのため、「魚卵のうま煮」は1本入と2本入があるそうですよ。

これに、「たけのこ煮」「味付ごぼう」を加えた6商品が新メンバーです。全38種盛り付けても3800円というのはすごいですよね。

発表会見では、料理研究家の小林睦美さんが盛り付け例を提案。新しい生活様式のひとつとして「リモート飲み会用おせち」も披露されました。

「画面越しでも映える！リモートおせち」は、小さなカップにそれぞれ入っているため、モニターを見ながら食べることができる仕立てです。

たとえば、味付け帆立、たけのこ煮、御蒲鉾 赤板、ふぐ蒲、寿なると 赤、つぶつぶ栗きんとん、黒豆、厚焼きたまご、味付け数の子、豚の旨煮、海鮮サラダ、なます漬の12品目（1200円）で飾り付けすると、こんなにも華やぎます。

そのほか、いろんな盛り付け例があるので、ご参考に。

※発売時間は店舗によって異なります。

＊ 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。