2019/12/14

「日本で最も不細工なアイスクリーム」が美味しそう! シャトレーゼに誕生秘話聞いてみた。

洋菓子メーカーのシャトレーゼは、2019年12月13日、新商品「クッキーオンアイス ミルクチョコレート」を発売しました。

「日本で最も不細工なアイスクリーム」というキャッチコピーがつけられたなんともユニークなアイスクリームです。

見た目は、こんな感じ。

表面が少しボコッとした見た目が特徴ですね。

それにしても、"不細工なアイス"とはかなりインパクトのあるキャッチコピー。どんな思いで名付けられたのでしょうか。

インスタ映えしてる?

アイス自体は、北海道産の乳製品を使⽤した濃厚バニラアイスクリームに、⾃家製グラハムクッキーをのせ、ガーナ産カカオマスを使用したハイミルクチョコレートでコーティングしたアイスバーです。

ハイミルクチョコの濃厚なミルクとカカオ感、クッキーの香ばしさが口いっぱいに広がる、洋菓子感・食べ応えのある一品

なかなか美味しそうですよね。

価格は1本194円、3本入りが540円

実はこのアイス、製造ラインのスタッフのアイデアで商品化されたアイスなのだそうです。シャトレーゼに商品化の背景を聞くと、

「アイスバーを製造している担当責任者が、色々なお菓子を製造しているシャトレーゼの強みを活かし、アイス以外の商品と組み合わせればもっとユニークな商品が生まれると思い、経営のトップに直接提案して、それが実現しました」

と教えてくれました。

しかし、単純にお菓子とアイスを合わせればいいというものでもありません。完成まではいろいろな苦労があったといいます。

「クッキーとアイスバーを合わせる時にサイズ感やデザイン性において社内で議論になりました。最終的には『味』『食べごたえ』を優先し、今の形状に落ち着きました。製造工程できれいにチョコレートをコーティングすることにも技術を要しました

見た目はちょっとボコッとしていますが、味と食べ応えは間違いなさそうです。

ところで、なぜ「日本で最も不細工なアイスクリーム」というキャッチコピーなのでしょうか。そこにはなかなか深い想いがあったようです。

「通常の企業でしたらもっと洗練されたデザインにおさめると思いますが、形が悪くても味の優れた商品もあるという、最近ありがちな『インスタ映えしているだけの商品』に対してのアンチテーゼ的な意味合いもございます」(販売戦略担当者)

気になる人はチェックしてみて!

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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