ジェイアール京都伊勢丹(京都市下京区)7階 美術館「えき」KYOTOにて、2019年2月8日から3月4日まで「長くつ下のピッピの世界展~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」が開催されます。
ギャラリートークも開催
童話「長くつ下のピッピ」は、アストリッド・リンドグレーンが、風邪で寝込んでいた愛娘を喜ばせようと、天衣無縫な女の子の活躍を次々に即興で語ったことから誕生しました。世界一強い女の子ピッピの本は、第2次世界大戦終戦の年に出版され、またたく間に世界中の子どもたちの人気を集めて、70年以上も読み継がれています。
同展では、スウェーデン王立図書館所蔵、ユネスコ「世界の記憶」に登録された「長くつ下のピッピ」等の貴重な原画をはじめ、スウェーデン、デンマーク、エストニアほかから、「ピッピ」や「ロッタちゃん」、「やかまし村」シリーズなどの原画、リンドグレーン自らがタイプして、愛娘の10歳の誕生日に贈った「ピッピ」のオリジナル原稿、愛用品など、約200点が出品されます。
また、リンドグレーン作品に描かれる、スウェーデンの生活文化や自然との共生、子育てといったテーマにも焦点があてられます。子どもの人権を守り、動物の権利の擁護者としてもオピニオンリーダーであった作者の知られざる人生も紹介されます。北欧の児童文学作品を多数翻訳している石井登志子氏によるギャラリートークもあります。
開館時間は10時から20時(最終日は17時)まで。入館は閉館30分前までです。入館料は800円、前売券は600円です。会期中は無休。ギャラリートークについての詳細は公式サイトを確認してください。
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