2018/10/10

高カカオチョコレートで、閉経後の人生50年を健やかに!

近年、ブームになっている「高カカオチョコレート」。一般的なチョコレートに比べてカカオの含量が多く、カカオポリフェノールやカカオプロテインを効率よく摂取できることから、さまざまな健康効果が期待できるとして注目を集めています。

これまでも血圧低下便通改善などに効果があるとされてきましたが、このほど、カカオポリフェノールが閉経後に女性がなりやすい病気を予防する可能性があると、新たに判明したのだそう。

東京バーゲンマニア編集部は2018年10月9日、製菓メーカー・明治と東京医科大学との共同研究結果をまとめた「閉経後女性に対するカカオポリフェノールの健康効果研究成果発表会」に参加。閉経後の女性の健康と高カカオチョコレートについて学んできました。

閉経後はさまざまな疾患リスクが上昇する。

"人生100年時代"と言われる昨今、まだまだ先は長いですね。

しかし平均寿命が延びる一方で、健康寿命はここ20年ほどほとんど変わっていません。85歳以上の5人に1人は自立した生活が困難というデータもあり、余生を楽しむには健康寿命の延伸が大事な課題となっています。

女性の場合は平均50歳前後に閉経を迎えますが、この閉経後の50年を健やかに過ごすことが健康寿命の延伸につながります。

ここで知っておきたいのが、閉経後に高まるさまざまな疾患リスクについてです。

高血圧・高コレステロール・高血糖の「3高リスク」

女性の体内では閉経後、女性ホルモンであるエストロゲンが減少します。このエストロゲンはさまざまな働きをもっているため、分泌量が減ることによって体の各所で不調や疾患リスクが生じます。

なかでも、高血圧・高コレステロール・高血糖の"3高リスク"は特に注意すべきもの。――共通するキーワードは「インスリン抵抗性」です。

エストロゲンの重要な働きとして、活性酸素や悪玉コレステロールなどの疾患リスクから体を守る作用があるのですが、閉経後に枯渇することで、その防御機能も失われてしまうと考えられています。

すると、活性酸素が「インスリン」(血糖値を下げる働きをするホルモン)の作用を妨害。これにより、細胞に糖を取り込む働きが低下し、いくら分泌しても糖の取り込みが悪いままの状態に陥ります。これを「インスリン抵抗性」といいます。

このインスリン抵抗性によって血糖値は上昇、糖尿病が発症しやすくなります。また、インスリンはさまざまな器官にも働きかけているため、高血圧や脂質異常症などの悪化にもつながります

高血圧・高コレステロール・高血糖は、いずれも心臓病や脳卒中などの心血管系疾患の発症リスクに大きく影響するものであり、日本人女性における死因のトップ(心疾患と脳血管疾患)でもあります。

つまり閉経は、女性の生命をおびやかす心血管疾患のリスクが著しく高まるターニングポイントなのです。

閉経なんてまだ先~なんて思っている女性にとっても、他人ごとではありません。人生100年とすると閉経はまだ中間地点。今まで自分が生きてきたのと同等の時間、またはそれ以上が"閉経後の人生"となるわけですから。

生活習慣の改善とともにカカオポリフェノールを

さて、ここからが本題。最新の研究結果についてです。

明治と東京医科大学との共同研究「カカオポリフェノール摂取による健康リスク(高血圧、高血糖、高コレステロール)の変化に関する研究」では、45~69歳の日本人22人(男性13人、女性9人)を対象に臨床試験を実施。カカオポリフェノールによる生活習慣病改善効果を解析しました。

東京医科大学病院・冨山博史先生

その結果、閉経後の女性はカカオポリフェノールの摂取後に、インスリン濃度の低下傾向、インスリン抵抗性(糖の代謝)の改善傾向、最高血圧・最低血圧の低下、LDL-コレステロールの低下が確認されたそう。

つまり、カカオポリフェノールを継続的に摂取することによって、閉経後の女性がなりやすいといわれている高血圧・高血糖・高コレステロールの予防に効果がある可能性が判明したのです。

また、高血圧・高血糖については、カカオポリフェノールが疾患リスクの根本であるインスリン抵抗性も改善する可能性が示唆されました。

カカオポリフェノールを日常的に摂取するには、高カカオチョコレートが便利。東京医科大学病院の冨山博史循環器内科教授によると、食事や運動といった生活習慣の改善とともに、高カカオチョコレートを1日5カケラほど継続的に摂取するといいそうです。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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