【第110回】スマホ代を「実質タダ」にする方法があるんです。
スマホ代って高いですよね。少しデータが古いですが、総務省が2017年に公表した移動電話通信料を確認すると、2016年の「移動電話通信料」が9万6306円でした。前年の9万1306円から5000円もアップしています。
2010年から固定電話通信料は下がる一方ですが、ケータイ電話通信料は上がる一方です。世帯消費に占める電話通信料の割合も毎年上がっており、家計支出を圧迫しているのがスマホ料金です。
このスマホ料金を安くするのが格安スマホ。楽天モバイルやLINEモバイル等があります。通話エリアが狭いのでは? 通信ができなくなるのでは? などと心配している人もいるかもしれませんが、そんな心配はありません。楽天モバイルはドコモ回線(2019年にキャリア参入予定)、LINEモバイルはドコモ回線かソフトバンク回線を選択でき、ドコモ回線エリア・ソフトバンク回線エリアは変わりません。
では、格安スマホのデメリットは何でしょうか? まず、キャリアメールがなくなります。電話番号はMNPでそのまま移行できますが、キャリアメールは移行できません。キャリアメールが必須のサービスなどは登録できなくなりますので注意が必要です。
また、年齢確認ができなくなる場合もあります。年齢確認ができないと、LINEのID検索ができません。さらに、通勤時間帯やお昼休みの時間帯は極端に通信速度が落ちることもあります。
それでも、大手通信会社の1/3程度となるスマホ料金は魅力的ですね。
さて、ここからが重要。LINEモバイルと楽天モバイルは獲得したポイントを電話料金として自動的に使ってくれるサービスがあるのです。
楽天モバイルは楽天カードと使うと実質タダに
楽天モバイルの「スーパーホーダイプラン」でプランSの場合は、高速通信容量が2GBで月額基本料金は2980円(税抜)。楽天会員が3年契約すると2年間は1480円(税抜)。大手キャリアよりも大幅に安くなりますね。筆者のプランは通話SIMありの3.1GBプランで月額1600円(税抜)となっています。
楽天市場で楽天カードを利用すると、常に3%の楽天スーパーポイントを貯められます。年会費2000円(税抜)の楽天ゴールドカードの場合は5%です。さらに、楽天モバイルの通話SIMを契約していると+2%。お買いものマラソンやスーパーセールなどを利用すると10%~20%程度の楽天スーパーポイントも獲得でき、ポイントがザクザク貯まりますね。
楽天モバイルの会員サイト「楽天モバイル メンバーズステーション」で「楽天スーパーポイント支払い」をクリックします。「全てのポイントを使用する」にチェックを入れるだけで、次の支払時に楽天スーパーポイントを全額使ってくれます。
一度設定すると、次回の請求から自動的に楽天スーパーポイントが使われます。
楽天市場+楽天カード+楽天モバイルを上手に使うと、毎月スマホ代をタダにする事も可能というわけです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。