バルミューダのライバル現る!? 山善の8000円電気ケトルは温度調整可!
シンプルで美しいデザインと優れた機能性で人気を集めている「BALMUDA(バルミューダ)」。記者も電気ケトル「BALMUDA The Pot」と炊飯器「BALMUDA The Gohan」を使っています。
電気ケトルは毎朝コーヒーを淹れる際に欠かせないアイテムで、湯切れがよくコントロールしやすいノズルはハンドドリップに最適。湯量やスピードをうまく調整できるので、これを使い始めてからコーヒーが以前より簡単に美味しく淹れられるようになりました。
電気ケトルはこれ一択とすら思っていたのですが、先日、気になるケトルを発見してしまいました...!「山善」から来月登場する「電気ケトル YKG-C800」です。
価格は8000円台
山善は2017年12月20日、1℃単位で温度調節ができる「電気ケトル YKG-C800」を2018年1月中旬から順次販売することを発表しました。
ビジュアルは、記者個人としてはバルミューダの方がスタイリッシュに見えますが、コーヒーのハンドドリップに適した細いノズルやマットな質感は近い雰囲気があります。
左が「BALMUDA The Pot」、右が「電気ケトル YKG-C800」
その上で注目したいのが、「1℃単位で温度調節ができる」点です。
コーヒーやお茶はそれぞれ抽出に適した温度があるため、単に沸騰させたお湯では十分に美味しさを引き出せません。
たとえば紅茶やほうじ茶などは100℃の熱湯でOKですが、コーヒーなら95℃前後が適温とされていますし、日本茶は煎茶の場合は70~80℃、玉露なら50℃程度がベストです。そのため、記者も日本茶を飲む際は、一度水を沸騰させてから湯冷ましや湯飲みを使って温度を下げるようにしています。...ただ、忙しい時などは正直この作業が面倒くさい...という悩みがありました。
そんな中で新たに登場することとなった「電気ケトル YKG-C800」。
60℃・70℃・80℃・85℃・90℃・95℃の6段階の温度がプリセットされている「温度選択スイッチ」に加え、60~100℃まで1℃単位で温度調節が可能な「温度設定スイッチ」、ワンタッチで沸騰させることができる「沸騰スイッチ」が搭載されているとのこと。また、一度に使いきれない場合や、おかわり時などに便利な60分間の保温機能も搭載されているそうです。
価格はオープンですが、同社運営のネット通販サイト「くらしのeショップ」では8618円(税込)。バルミューダの「BALMUDA The Pot」が1万1000円(税別)なので、3000円程度安いことになります。
ちなみに「HARIO(ハリオ)」には60℃~96℃の範囲で1℃単位の温度調整ができる細口電気ケトル(「V60温度調整付きパワーケトル・ヴォーノ」)がありますが、こちらは本体価格2万円と山善の2倍以上。温度調整可の細口ノズルという点でもかなりお手頃な設定です。
家電をインテリアとしてとらえるならば「BALMUDA The Pot」の洗練されたデザインは重要なポイントになりますが、コーヒーやお茶の抽出温度を細かく変えながら自分好みの1杯を極めたい...という人には「電気ケトル YKG-C800」の機能は捨てきれません。
山善のケトルは発売前のため実際の使用感は分からないものの、ツイッター上ではさっそく話題になっており、中には
「バルミューダ買うか悩んでたのに...ちょっと考えよう」 「デザインかバルミューダみある。いいなあ」 「バルミューダよりデザインは芋臭いけど温度調節できる点ではこちらに軍配」
などとバルミューダ商品と比較する声も。
発売後には再び注目を集めるかもしれませんね。
それぞれの商品の詳細は下記公式サイトへ。 ●「BALMUDA The Pot」 ●「電気ケトル YKG-C800」 ●「V60温度調整付きパワーケトル・ヴォーノ」
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。