秋のくすみを解消するためのコツ3つ
(1)美白ケア
秋は、夏のダメージを引きずっている傾向にあり、特に紫外線によるダメージは想像以上に深刻な場合があります。
そのため、まずは美白ケアを朝晩必ず行いましょう。美白有効成分が配合された美容液を朝晩使用し、週に1、2度はスペシャルケアとして美白効果のあるシートマスクを使うのがおすすめです。化粧水やクリームなども美白効果があるものを使うとより効果的です。
同時に、体の内側からも紫外線のダメージを払拭するようなケアを行うことも大切です。この時期は疲労回復効果もあるビタミンCを含む食品やサプリを積極的に摂取しましょう。
とはいえ、新しい成分を投入すると刺激となってしまうこともあるので、まずは今まで使用してきて効果を感じることができた成分やコスメを使いましょう。肌がダメージから回復したら、新しい成分やコスメに挑戦するのもいいでしょう。ただし、その際は必ずパッチテストを行ってから使用しましょう。
(2)乾燥対策
徐々に秋が深まると乾燥と冷えもくすみに影響してきます。
乾燥対策としてはセラミドやプロテオグリカンなどの保湿有効成分が配合されたコスメを投入したり、洗浄力の高いクレンジング剤や洗顔料の使用を控えたりして保湿を重視したスキンケアを行いましょう。オイルで顔をマッサージしてから蒸しタオルで顔を数分温めると、血行が促進されて保湿もできるのでおすすめです。
(3)冷え対策
冷え対策としては、体を冷やさないということを第一に心がけましょう。そのためには冷たい食品の摂取は控え、温かい飲み物や体を温める食品をよく口にすることが大切です。
また、薄着しないように気をつけるとともに、首、手首、足首を冷やさないように心がけましょう。この3つの"首"は太い動脈が皮膚のすぐ近くを通っているので、温めると血流がよくなり、冷えの解消に効果があるのです。ネックウォーマーやレッグウォーマー、リストバンドなどを使って3つの首を温めましょう。
この他、週に1度程度のペースで肌の状態がいい時にクレイマスクなどで肌のお掃除を行ったり、肌に刺激を与えにくい角質ケアを取り入れたりすることも大切です。
秋のくすみを放置してそのまま冬に突入すると、シミが大量に発生したり、例年より乾燥に悩まされたりすることがあります。肌の不調を見過ごすことなく、素早く対処して若々しく健やかな肌をキープしましょう。
遠藤幸子
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。