ツヤツヤふっくらの白米は、秋だけのお楽しみ? いえいえ古米だって、身近にある材料で見違えるほど美味しくなるんです。春のお弁当作りに取り入れたい「炊飯ワザ」を気軽に試せる順でご紹介します。
ふっくらごはんのできあがり
時間が経ってもツヤツヤ〜♪
◆氷
氷を1個ポンっと入れて浸水、炊飯器のスイッチを押しましょう。炊く前と炊き上がりでの温度差があればあるほど、沸騰するまでの時間が長くなります。この間に、分解酵素がしっかり働き、甘みが引き出されると言われています。
◆オリーブオイル
数滴たらすだけで、つやと粘りが出ます。油分が米の表面をコーティングして水分を逃さないので、時間が経ってもパサつきません。お弁当にぴったりですね。
オリーブオイルのほかに、サラダ油、ごま油、米油、ココナッツオイルなど、いろんなオイルで試してみては? ネットにはマヨネーズを入れるという意見もありました。確かに油分ですよね。どれも入れすぎるとベタつくので、あくまで少量を心がけましょう。
◆ハチミツ
米2合に対して、小さじ1杯が目安です。ハチミツに含まれる「アミラーゼ」という酵素が米のデンプン質を分解して甘さを引き立たせます。ハチミツには保水力もあるので、炊いて時間が経ってもごはんのふっくら感をキープします。
お米を研いだ直後にハチミツを加えて、浸水時間を確保しましょう。すぐに加熱してしまうと、せっかくのアミラーゼが機能しません。
◆備長炭
飲料水に入れる人も多い備長炭。水道水独特のカルキの匂いや、米のぬかの匂いをカットする効果があります。加熱時の遠赤外線効果や、炭に含まれるミネラルも仕上がりをよくするポイント。炊飯器を開けると、ひと粒ずつお米がたったツヤツヤのごはんが現れ、感動します。
味付けというほどの量ではなく、ほんのちょっと加えるだけで、ごはんが見違えるほど美味しくなるなんて驚きですよね。どれもすぐ手に入るものばかり。ぜひ試してみてください。キッチンがラボになったみたいで楽しいですよ。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。