私はいかにして今の成功を勝ち取ったのか。ある起業家のインタビュー記事を読む機会がありました。起業のキッカケ、ビジョン、現在の葛藤など、自虐ネタなんか一切なく自信に満ちた様子が紙面から溢れています。己の半生、企業概要を意気揚々と語っております。
ある個所を読んだときショックを受けました。ランチタイムを「異業種の人と会食」に当てているというものでしたが、これは簡単なように見えて、とてつもなく人脈がないとできそうにありません。さまざまな業界の人と会い、食事を共にし、酒を酌み交わすことで、多様な意見や人生を知り、時代の空気を感じることができる。
利害関係なく飲む貴重な時間
ということで、まずは一人晩飯からデビューしてみることにしてみました。幸運なことに自宅周辺は飲み屋街があり、しかもリーズナブルな価格帯で、ぶらりと一人で飲み食いしていても大丈夫そうです。なぜ、これを早くやらなかったのか。この町に住んで3年以上経つのに悔やまれてなりません。
初日は居酒屋イタリアンに突入。カウンターで隣の客ともマスターとも喋ることなくもくもくと料理を平らげて終了。別日は創業50年という大衆居酒屋へ。いたのは近所の団地の長でした。酔っぱらったおじいちゃんを相手にする、まあ、これも異業種っちゃあ異業種かな。
その次は蕎麦バルを目指す予定です。なかなかシャレてる感じで二の足を踏んでいたのですが、そうも言っていられないと尻を叩いて扉を開けてみようと思います。
決して起業家になれなさそうなタイプだと自認はしていますが、異業種の人と仕事の利害関係なく飲んで友達になってみる。これは飽きずにできる心がけなような気がするのですが、はたしてどうなるでしょうか。
モジョっこ
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。