女は年齢不詳がいい
女は年齢不詳の方がいい。最近、それをつくづく感じます。決して若作りに励みますというワケではありません。年増女が若さを競う美魔女にのっかりたいのではないのです。いくつなんだろう? とせめて興味を持ってもらえるような女になりたい。
理想をツラツラと並べてみます。ある程度人生経験を重ねているようだけど、若い感覚を持っている。ムリして若い世代に合わせたファッションではない。自分に似合う化粧や洋服を知ったうえでのチョイスだけどトレンドとも見合っている。そんな感じです。
芸能人で言えば、インスタで大人気の石田ゆり子さん、かわいい系でいうならaikoさん、バラエティーで言えば島崎和歌子さん。彼女たちの実年齢を聞いたら、え? と思う人も多いでしょう。石田さんは47歳、ご結婚されている妹さんよりも若く見えます。aikoさんは41歳!昔から永遠の18歳のようなイメージがありますが、そのぐらいの年齢の子がいてもおかしくはないんですね。
島崎さんはここ10年ぐらい呑み助オバハンキャラをやってますが、キャラとは裏腹によく見ると悔しいぐらいにキレイ。43歳だそうです。島崎さん路線で彼女からほのかに漂う色香と美貌を引き算したような身、要はただの呑み助オバハンとしては、ちょっと憧れます。年齢不詳の女になりたいと思ったのはちょっとしたことがキッカケでした。番組ディレクターが飲み会で放った発言。
「彼女ぜんっぜん、37歳に見えないんですよ。女の子って感じがして、守ってあげたくなっちゃうんです」。
25歳の若造に言われました。おいおい勘弁してくれよ、私だって同じ37歳だぞ。キミ知ってるだろ、私の年齢を。「あ、そういう意味じゃ・・・」と濁しながらも、恋かもしれないドキドキ感をキラキラした目で彼はベラベラ喋ります。一回り年上の女性をスキかもしれない、ボクどうしたらいいですかね・・・。
あ~、その逆の立場になってみた~い!37歳に見えなくて女の子って感じがして12歳年下男子に守ってあげたいというオスの本能ださせる女に。ダメだ、ダメだ・・・。「君は一人で生きていけそう」と言われ続けて早幾年、そんな女にはどうしたってなれそうにない。その場ではおせっかいにもアドバイスしました。
付き合う前のフワフワ切ない感じを25歳男子は楽しむ余裕があるけど、37歳女には当然ない。結婚前提で重いから付き合わない、ではなくとりあえず付き合ってダメだったら速攻別れる!その方が37歳には傷が小さいうえに、一回りしたの男と付き合える女としての価値があると励みになるから。
身だしなみを整えろと京都祇園の教え
アドバイスはできても、魅力的な年齢不詳の女になるためにはどうしたらいいだろう。そう思っていたところ知人が教えてくれました。女の町とも言われる京都祇園では、こんな言葉が受け継がれているそうです。
「髪をきちんと整え、お化粧もして毎日新鮮な気持ちでいなさい」と。つまりは身だしなみが大切だ!と。
江戸時代から創業している和装小物店のポリシーだそうですが、心突き刺さりました。痛い、痛いなぁ。ほんと今の自分には痛い。ビューんっとどこか穴に入り込める競技があったら、腰痛ガタガタの体でも一等賞とれそうです。
いつの日か、私はそのお店に足を踏み入れる価値のある人間になれるでしょうか。いや、別にならなくてもいいのですがね。
ただ、女に生まれた以上、高級店で丁寧に扱われる客体験を一度は経験してみたいものです。これも、魅力的な年齢不詳女になるという戯言と同じぐらい夢のような話ですが。
いずれにしても、痛い言葉がなんとも思わないぐらいに、そして老け込んで見えないように小奇麗にしておこうとは思いました。
モジョっこ
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。