2016/12/19

やっぱりオトコは金次第? 「男は外で働き、女は家庭に」傾向、浮彫に

パートナーに対する満足点

一億総活躍社会として女性リーダーの必要性が叫ばれていますが、今はまだ「一家の大黒柱を担うのは男性」という価値観が根強いようです。PGF生命が行なった調査によると、男性は女性に家庭的であることを、女性は男性に収入を求めていることがわかりました。

女性リーダー増えると変わる?

今のパートナー(恋人・配偶者)に対して「満足している点」を聞いたところ、男女ともに多かったのは「優しさ・思いやりがある」が最も多く48.5%でした。「家族を大切にする」が38.7%、「口うるさくない・自由にさせてくれる」が28.9%と続きました。

男女別に見ると、男性は「優しさ・思いやりがある」「家族を大切にする」に続き、3番目に多かったのが「家事が好き・得意である」でした。

女性は、「口うるさくない・自由にさせてくれる」(男性19.5%、女性36.3%)や「頼りがいがある」(男性16.0%、女性32.0%)、「収入が安定している」(男性2.8%、女性23.6%)が男性の回答と大きな差を見せました。

男性は外で稼いで、女性は家庭的であれ、という考えは、「理想像を大きく下回っている(ギャップが大きい)点」を聞いても同様です。

家計状況の満足度

男性が不満に思っているのは、「家事が好き・得意である」(=家事が嫌い・苦手である)と「優しさ・思いやりがある」(=優しさ・思いやりがない)が共に10.4%で最も多く、ついで「口うるさくない・自由にさせてくれる」(=口うるさい・自由にさせてくれない)が10.2%と僅差で続きました。

女性が不満に思っているのは、「収入が多い」(=少ない)が20.6%と最多でした。男性の回答ではランク外だった「収入が安定している」(=安定していない)が12.3%で5位になるなど、やはり収入に期待している様子が伺えます。

今後、女性がリーダーとして活躍するのが普通になっていくと、こうしたアンケートの内容も変わっていくのでしょうね。

調査は、PGF生命が2016年11月に実施した「人生の満足度に関する調査2016」で、恋人・配偶者のいる1369人にアンケートしたものです。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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