イヤなことがあった夜はこんな感じ? (写真はイメージです)
「食欲の秋」とはよく言ったもので、秋になると不思議なほど食欲が増しますよね。ニコニコ顔で楽しく食べているうちはいいですが、その食欲の源がストレスだったら要注意。特に女性は男性に比べ、ストレスが溜まると食べ過ぎてしまう傾向にあるようです。
でもなぜ――?
幼少期の親の離婚、貧困が原因?
女性がドカ食いに走りやすい理由の1つは"不幸な幼少時代"にあるとミシガン大学のフイ・リウ准教授の研究チームがまとめています。両親の離婚や貧困など、幼少期にストレスを受けた女性ほど大人になってから太りやすいというのです。
男性はその傾向が少ないのは、ストレス発散の仕方に男女差があるから。「女性はより多く食べてストレス発散させる傾向がありますが、男性は飲酒や粗暴な行動、あるいは引きこもりのように、体重には直接関係がない方法をとります」とリウ准教授は言います。
さらに、女性の方が男性の数倍うつになりやすく、特に思春期にはうつになる人が多くいます。うつになると感情にかられて過食に走る人が多くいます。「少女期にストレスを受けると過食をする悪い習慣が身に付き、それが成人後の体重増加につながる」と悪循環の理由を説明します。
また、米コーネル大学の心理学者ブライアン・ワンシンク教授の研究では、悲しい映画を見ると、笑える映画を見る時より、30~60%も多い量のポップコーンを食べてしまうことが実証されました。その理由は「食べることで自分を慰め、気分をよくしようとする働きが脳にあるから」。
さらに、女性の場合は、「共感脳」が男性より強く働くので悲しさや寂しさがつのると、食欲増進ホルモンのグレリンの分泌が活発化する傾向があります。
なるほど、確かにお腹いっぱい好きなものを食べると、イライラや虚しさが減ります(少なくとも食べている間は)。食べ物が心の隙間を埋めてくれるような気がするからでしょうか。たらふく食べると眠くなり、ネガティブ感情も埋もれますよね。
最後に、女子のノンストップ食欲エピソードをのぞき見してみましょう。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。